現在、マーケティング分野はIT業界で最も注目されている分野といえる。そのため国内外を問わず、さまざまなマーケティングツールやプラットフォームが次々に登場している。だがツールの特性によって、得意機能/不得意機能が生じるというのも頑然たる事実だ。例えばキャンペーン管理/実行機能は優れているが、顧客データの集約/統合には別のCRMを使う必要があったり、データ分析はできてもメッセージ配信はできなかったりと、ツールの性格を考えれば当然のことといえる。
IBMのExperienceOneは、各分野に強いツールを高度な技術力で一体化することで、総合的なマーケティングソリューションを可能にしている。これはソリューション名に込められたとおり、「どのチャネルにおいても顧客の体験(Experience)を一体化し、最適なサービスを一貫して提供する」というコンセプトに基づくものだ。
本記事では、マーケティングのフルパッケージソリューションであるIBMのExperienceOneの詳細を解説する。
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