売れるWebデザインの秘密は“フォント”にあった【第3回】:SEOとフォント、遠いようで近いその関係とは?

検索結果で上位に表示されるWebサイトは機械にも人間にも「使いやすい」ものであることが求められる。そんなサイトの共通点は何だろうか。『10年つかえるSEOの基本』の著者である土居 健太郎さんに話を聞いた。

画像 土居 健太郎さん

 年々重要性を増しているSEO(サーチエンジン最適化)対策。米Googleによる検索エンジンのアルゴリズム更新は度々ニュースになり、その度にWeb担当者は翻弄されることになる。

 近年のアップデートで明らかなのが、コンテンツ重視の傾向だ。2011年2月に実行された「パンダアップデート」でGoogleは、質の低いコンテンツや信頼できないコンテンツを検索結果ページに出にくくし、反対に質の高いコンテンツの評価を上げることを狙った。また、2012年4月の「ペンギンアップデート」ではスパム排除を目的とし、検索順位を不正に操作する手法(ブラックハットSEO)を使ったコンテンツの表示順位を下げた。

 これらの大きなアップデートの他にも細かいアップデートは日々行われており、検索結果品質(サーチクオリティー)の改善に終わりは見えない。そんな中、Web担当者がまず考えなければいけないことは、ユーザーが読みたい/使いたいと考えるページを用意することである。面白いコンテンツを美しいデザイン、使いやすいUI(ユーザーインタフェース)で提供する。それが大前提であることは間違いない。

 だが、SEO対策を考える上ではもう1つ考えなければいけないことがある。用意したコンテンツがユーザーにとって有益なものであることを、検索エンジンのクローラーに正しく理解してもらうことだ。

ユーザーが画面上で見ている情報と検索エンジンが見ている情報は必ずしも同じではない。SEOに最適で、かつ人にも機械にも分かりやすいページを作るためには、どこに気を付ければいいのか。SEOのスペシャリストである土居 健太郎さんに話を聞いた。

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