SMBの限界を超える! WebDAVファイルサーバ・ソリューション企業で使える手軽なWebDAV【前編】

HTTPによるファイル共有プロトコルとして登場し、企業のバーチャル化やインターネット回線の高速化が進んでいる現在、WebDAVプロトコルが大きな注目を集めている。WebDAVとはそもそもどんなものなのか? どう使ったら有効なのだろうか? HTTP(WWW)やWindowsのファイル共有プロトコルとして使われている、SMBプロトコルなどと比較しながら見てみよう。

2006年09月22日 00時00分 公開
[TechTarget]

日本ヒューレット・パッカード株式会社 

コンサルティング・インテグレーション統括本部

ネットワークソリューション本部

IceWallソリューション部

上杉 康雄氏

【専門分野:Webセキュリティ技術者】

大規模認証、認可システムを中心とした金融向けWEBソリューションの提案、設計、導入に従事。現在はWEB認証、コミュニケーション、ストレージ関連製品の企画、設計、開発、販促、提案、導入を行っている。


 最近のインターネットの世界では速度インフレが起きているようで、一般でも光回線の利用が当たり前になりつつあります。これらの背景を利用してビジネススピードは加速し、以前ならインターネットでやり取りするのがはばかられるほどの巨大なコンテンツを、ネットワークに流せるようになりました。

 しかし、よく考えてみましょう。社内LANならともかく、インターネット経由でファイルをやり取りするときに、今までの仕組みだと困ってしまうことはないでしょうか?

「設計書をメールに添付して送るにも、相手のメールボックス制限が気にかかり、ビジネスパートナーとの文書のやり取りに時間を取られてしまう」「営業所や代理店が点在していて、週次リポートを提出するためにファイル共有を使いたい」「プロジェクトごとにプログラムしてくれる会社が変わるが、メールだと煩雑になるので仕様書のやり取りが大変」「FTPでやり取りしたくても、何かやり取りするたびにIDとパスワードを教えなければならないし、そもそも自社のポリシー上、インターネットにFTPをさらせない」「社内のネットワークにはWindowsドメインが混在していて、SMBではうまくいかない」

 なぜこのような状況になるのでしょう。これには、そもそもインターネット(WWW)の成り立ちと進化に原因があると考えられます。

TechTarget会員限定記事の続きがご覧になれます。次のアンケートに答えてお進みください。

Q1. 記事に関連したシステム導入の予定があれば、時期をお知らせください(必須)


Q2. 今回の記事は、どのような目的で読まれますか(必須)






■個人情報の取り扱いに関して
ダウンロードに際しては以下の事項に同意されたものとみなします。

  • お客様の個人情報は、提供情報ダウンロード後、情報提供元である「アイティメディア株式会社」に収集される
  • 「アイティメディア株式会社」からの電子メール、電話、送付物による情報提供サービスを受け取る

お客様の個人情報は「アイティメディア株式会社」の プライバシーポリシー 下で適切に取り扱われます。