「管理しきれない!」管理者の悲鳴に特効薬はあるのか今、ネットワーク管理が必要な理由【後編】

企業が通常の業務を円滑に行うためには、適切なネットワークインフラが欠かせません。そしてそれを支えるためには、まだまだ管理者の負担が大きいことも事実です。大切なのは、管理者の負担を軽減しつつ運用コストを抑え、問題点を見つけ出せるソリューションを選択することです。

2007年03月23日 00時00分 公開
[TechTarget]

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

ITエンジニアリング室

アプリケーション&ミドルウェア技術部

ITシステムマネジメント技術課

渥美 秀彦氏

【専門分野:運用管理ソリューション】

長年、CTCにて運用管理ソリューションの分野に従事しており、業種を問わず数多くの案件を経験。現在では、社内横断的な組織にて製品検証や品質管理を中心とした業務に従事しており、監視案件を担当するSEに対しての技術支援や教育なども行っている。


 大企業のほとんどは、ITインフラの運用管理ツールを既に導入しています。しかし、実際の運用や意識は企業によって差があり、ツールの導入だけで満足してしまうケースもあると言います。また、一定以上のスキルが要求されるツールでは、結局は管理者の手間を増やすだけで、作業の軽減に役立ちません。システム・ネットワーク管理をもっと効率よく行い、管理者の重責を軽くするには、どうしたらよいのでしょうか。今回は、前回に続いて、ネットワーク障害による企業の機会損失を防ぐために有効な解決法について、管理者の視点から探っていきます。