米国大手企業が次々採用するEV SSL証明書の全貌信頼性を高めるEV SSL証明書

フィッシング詐欺対策に高い効果を発揮するEV SSL証明書。本格的な普及を前にその特徴と機能、導入の効果、米国における導入例など、EV SSL証明書の導入を検討するに当たって知っておきたいポイントを簡潔に整理した。

2007年05月22日 00時00分 公開
[TechTarget]

日本ベリサイン株式会社

システムエンジニアリング部 主任

釜池 聡太氏

【専門分野:PKIエンジニア/プロジェクト管理】

金融機関などのシステム開発、プロジェクト管理に携わった後、2004年より現職。主に顧客企業へのPKI導入を行う。現在は国内で初めてとなるEV SSL証明書のプロジェクト管理を行っている。


 近年、国内での被害も確認されているフィッシング詐欺対策に有効なソリューションとなる「EV SSL証明書」。EV SSL証明書は、セキュリティ機能を強化したWebブラウザにおいて、アドレスバーの色を緑色に変えて表示することで、Webサイトを運営する組織の実在性をより高いレベルで保証する。米国では先行的にサービスを開始しており、インターネットを活用したビジネスを展開する企業が積極的に導入を始めている。

 当コンテンツでは、なぜEV SSL証明書が必要になったのかという証明書の策定背景から、その特徴的な機能や導入によって見込まれる効果を述べる。