ファイル送信は「ハガキ型」から「書留型」へセキュリティベンダーが提供するファイル転送サービス

大容量ファイルの送信に便利なファイル転送サービス。Webブラウザとインターネット接続環境があればどこでも利用でき、無料のサービスも多いため便利に活用できる。しかしその多くはウイルス対策や暗号化、利用ログの取得などのセキュリティは十分といえず、内部統制に対応することが難しいサービスでもある。これらの問題をクリアしたファイル転送サービスを紹介する。

2007年05月23日 00時00分 公開
[TechTarget]

 業務のIT化や電子化が進む中で、やりとりされる資料などのほとんどの書類はメールで送られるようになった。しかし同時に、アプリケーションの肥大化などからファイルの容量も大きくなる傾向にある。ファイルはメールでやりとりすることが一般的だが、いくらブロードバンド環境が整備されているとはいえ、数Mバイトを超えるようなファイルをメールに添付して送るのは相手に失礼になってしまうこともある。そこで活用されているのがファイル転送サービスだ。Webブラウザベースでファイルを受信できるため、相手のメール環境を気にすることなく容量の大きいファイルを送ることができる。しかし、昨今問題視されている情報漏えい対策などのセキュリティや内部統制の観点からは問題ないのだろうか?