スパムメールの現状――誤検知ゼロへの果てなき戦いセキュリティソリューションの投資対効果

日々進化、増大するスパムメールに対応するためには、きめ細かいフィルタリング機能を搭載したソリューションが重要になります。また、ウイルスやフィッシングなどにも1台で対応できる製品なら管理、運用も容易でコストの低減にもつながります。現在、シンプルなゲートウェイセキュリティソリューションが求められているのです。

2007年05月23日 00時00分 公開
[TechTarget]

テクマトリックス株式会社

技術本部

ネットワーク/セキュリティ技術部

セキュリティソリューショングループ

小林 芳行氏

【専門分野:ネットワークセキュリティ製品のソリューション提案、構築、保守サービス】

Firewall/VPNゲートウェイのアプライアンス製品導入支援。多種多様な顧客の基盤システムの構築・移設・切替え作業に携わる。McAfee SGA(旧Wewbshield)ウイルス/スパム対策ゲートウェイの導入支援。以前はウイルス対策としてのゲートウェイ機器としての導入を主体で行うものの、近年ではスパム/フィッシング対策や情報漏えい対策への関心が高まる中、その傾向と対策に携わる。


 2006年から2007年にかけて急激に増加したスパムメール。その年末年始は特に多く、あるお客様環境では例年の3倍以上の量を記録したとの報告もあります。スパム対策は多くの企業で重要視されており、対策環境も整いつつあります。しかし、多くの製品はスパム対策のみであり、すでに導入されているほかのセキュリティ対策製品にスパム対策製品を新たに追加することになります。その結果、社内に複数のセキュリティ対策製品が混在することになり、これらの管理や運用の手間が増大し、コストも増える一方です。ここでは、セキュリティ対策をシンプルにし、しかも柔軟で精度の高いスパム対策機能を搭載したソリューションを紹介します。