三菱UFJメリルリンチPB証券、営業業務管理の中核システムにSalesforceを導入NEWS

基幹システムとAPI連携、現場スタッフの意見を取り込み、自社業務フローに沿ったカスタマイズを実施

2007年08月06日 21時32分 公開
[TechTarget]

 セールスフォース・ドットコムは8月6日、三菱UFJメリルリンチPB証券による「Salesforce」の導入を発表した。

 三菱UFJメリルリンチPB証券は、2006年夏に営業力強化を目的としたシステム導入検討を開始。ほかのパッケージソフトと比較検討した結果、Salesforceの導入を決定し、2007年5月より250ユーザーで本格稼働している。同社は、災害対策やデータ保全、ハッキング対策、内部者による人的被害などに対するセキュリティ対策など、Salesforceのセキュリティ面を高く評価。また、ほかの基幹システムとの連携やカスタマイズの柔軟性も導入の大きな要因であったとしている。

 導入においては、勘定系システムとのAPI連携を自社で構築し、顧客への提案履歴と顧客の資産状態を結び付けて状況把握をしやすくするなど、Salesforceをポータルとした営業業務管理の中核システムを構築。また、例えば営業活動履歴から交通費精算が行えるなど、現場スタッフの意見を最大限に取り込み、自社の業務フローに合わせた利便性向上のためのカスタマイズも行ったという。今後はSalesforceに蓄積された情報分析を進め、営業戦略の策定にも役立てたいとしている。

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