2008年03月14日 05時26分 UPDATE
特集/連載

付いていないパレットは1台当たり2ドル徴収「ICタグ義務付け」でRFID推進の先手を取ったWal-Mart

小売りの世界最大手であるWal-MartがサプライヤーにRFIDを義務付けたことで、企業は大量の商品に無線タグを付ける必要が生じ、結果的にID自動化に動く可能性がある。

[Linda Tucci,TechTarget]

 米Wal-Mart Storesは1月、RFID(Radio Frequency IDentification)推進の言葉通り、傘下の会員制ディスカウントストアSam's Clubのサプライヤーに対し、2008年1月31日付でパレット(荷積台)への無線ICタグ取り付けを義務付けた。ICタグがない場合はパレット1台当たり2ドルを徴収する。Wal-Martはケースや商品への無線ICタグ取り付けについても意欲的なスケジュールを設定している。

 米AMR Researchの調査担当副社長、ジョン・フォンタネラ氏は「こうなることは誰もが分かっていた」と話す。Wal-Martは2005年からRFIDの宣伝に乗り出し、Sam's Clubのサプライヤーに対しては昨秋からRFIDについて説明を始めていた。

 義務化がWal-Martの店舗ではなく、Sam's Clubのテキサス配送センターで始まったことを意外であると受け止める向きもあったが、この戦略は理にかなっているとフォンタネラ氏は言う。700のチェーン店を持つSam's Clubのサプライヤーの約60%は、それよりはるかに数が多いWal-Martのチェーン店とも取引がある。

 「Wal-MartがRFID戦略順守を促すためにSam's Clubを代理として使い、すぐに同種の手数料と罰金をWal-Martのサプライヤーに科してもまったく不思議はない」とフォンタネラ氏。

 Wal-Martのサプライヤーがこの巨大チェーンと取引する対価として、命令に従うのは確実だ。

関連ホワイトペーパー

RFID | ICタグ | 認証


この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news018.jpg

エクスペリエンスは「場」から「時間」へ――エクスペリエンス×IoTのメカニズム
顧客の過去・現在・未来のエクスペリエンスは「データ」を媒介にして1本の「時間」の軸で...

news021.jpg

選挙の情報収集手段 10代はインターネットが7割、主婦はテレビが8割超
投票だよ、おっ母さん。わが国、そして世界のそこかしこで政治の季節を迎えつつある昨今...

news108.jpg

マーケティングオートメーション「ListFinder」、セミナー管理機能を追加
イノベーションは、B2Bに特化したマーケティングオートメーションツール「ListFinder」に...