デスクトップ仮想化を推進するVMware管理性とセキュリティが売り

VMwareのVDI担当者が、デスクトップ仮想化のさまざまな形態を説明し、VDIとターミナルサービスとの違いやコスト問題などについて語った。

2008年06月17日 08時00分 公開
[Bridget Botelho,TechTarget]

 VMwareのエンタープライズデスクトップ担当シニアディレクター、ジェラルド・チェン氏が米TechTargetのオフィスを訪れ、デスクトップ仮想化のさまざまな形態を説明するとともに、同社の仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)について、ターミナルサービスとの違いやコスト問題などよくある質問に答えた。

 VDIは、各エンドユーザーがデスクトップPCやノートPC、シンクライアントコンピュータから、データセンター内のサーバで運用される自分専用の仮想マシン(VM)に直接アクセスして利用する仕組みだ。各VMはカスタマイズでき、すべてのユーザーの設定が保存され、ユーザーがサインインするたびに起動されるとチェン氏は語った。

 VMは、ユーザーがログオフするとアイドル状態となり、再びログインすると復帰するという。チェン氏はVDIのメリットとして、機密データを簡単に紛失したり盗まれたりする恐れのあるデスクトップに保存しなくて済むことに加え、仮想デスクトップは物理デスクトップより管理しやすいことを挙げている。

 「VDIは情報セキュリティやコンプライアンスの意識が高いヘルスケアのような業界にとって非常に有益だ。しかし、その真価は管理にある。VDIによってすべての情報がデータセンターで安全に保管され、集中管理される」と同氏。「例えば、デスクトップが必要な100人の新入社員がいる場合、ほんの数分で1人1人にVMを用意し、それらをすべて集中管理できる」

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...

news135.jpg

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...