トラフィック解析の効率がサービス品質を決めるネットワーク管理アプライアンス「トラフィック解析ツール」導入事例

トラフィック管理とセキュリティ対策の両面からネットワークの安定稼働を支える「トラフィック解析ツール」。どのような場面で活用でき、どのような成果が期待できるのか、利用事例から考察する。

2009年03月02日 00時00分 公開
[ITmedia]

 ネットワークのトラフィックを可視化し、その全体把握を支援するアプライアンス「トラフィック解析ツール」は、さまざまな業態の企業から大きな注目を集めている。ユーザーごとの個別トラフィックからネットワーク全体の総トラフィックまでをふかんして監視できることから、異常トラフィックを迅速に発見できるのが特徴だ。

 トラフィック解析ツールを使えば、総トラフィックとユーザーごとのトラフィックを監視するのに別々のツールを使い分ける必要がなく、1つの画面上で全体データから詳細データまでドリルダウンしてトラフィック解析を行うことができる。そのため、ネットワーク運用業務の手間とコストの削減に大きな効果を挙げることができる。さらに同製品は、ネットワーク防御装置と連携することによってDDoS(分散型サービス妨害)攻撃の検出および対策も可能だ。ネットワーク回線を止めることなく対策を施せることから、事業継続性の維持と経済損失の回避に大きく貢献する。

 こうしたメリットから、トラフィック解析ツールは2008年8月に発表されて以来、多くの企業から提案依頼を受けている。本稿では、導入実績のある数々の企業の中から、データセンター事業者とISP事業者の事例を紹介する。


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