2009年06月05日 08時00分 UPDATE
特集/連載

重要なのは現場の納得UCインフラ構築事例──ボストン医療センター

正確で迅速なコミュニケーションが患者の生死を分ける医療の現場は、ユニファイドコミュニケーション(UC)が威力を発揮する格好の場かもしれない。

[Michael Morisy,TechTarget]

 教育病院であるボストン医療センターの技術担当ディレクター、ブラッド・ブレーク氏は、同センターの中長期的なコミュニケーションニーズをサポートするインフラの構築を進めている。

 ブレーク氏は、コミュニケーションインフラ計画について看護師や医師、医療技術者など主要スタッフから納得を得ることが、インフラの技術的特徴と同じくらい重要だと認識している。

 現代の医療は時間との戦いという面があり、正確で迅速なコミュニケーションができるかどうかが患者の生死を分ける場合もある。このため、医療機関は、主要スタッフの納得を取り付けるという条件が満たされれば、ユニファイドコミュニケーション(UC)が威力を発揮する格好の場になるかもしれない。米国では景気刺激策により医療業界に資金が流れ込んでおり、電子健康記録(EHR)に関する規制も導入されているだけになおさらだ。

 「UCに関心が寄せられているのは間違いない」とIDCのシニアアナリスト、ノラ・フリードマン氏は語った。多くの医療センターでは、規模や施設数の面から、また、看護師や医師がいつも忙しく動き回っていることから、UCはうってつけだという。

 さらに、同氏は次のように述べた。「医療現場で看護師や医師、適切な専門家をつかまえるのにかかる時間は無駄な時間であり、その時間のために命が失われる恐れもある。このため、人的遅延(人的な介入を待つことによるプロセスの遅延)の短縮など、UCのいわゆる『ソフトベネフィット』(定量化しにくい効果)が非常に重要になる」

 だが、そうした効果を実現するには、UCの導入についてスタッフの納得を得ることが不可欠だ。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news018.jpg

サイバーエージェントがDDTプロレスリングを買収
サイバーエージェントは、DDTプロレスリングの発行済み株式の全株式を取得したことを発表...

news069.png

Twitter投稿を基に番組視聴者のペルソナを可視化、データセクションのテレビ番組口コミ分析サービスに新機能
データセクションは、テレビ番組口コミ分析サービス「TV Insight」において、ソーシャル...

news058.jpg

アプリ利用者を特定してアンケート調査、「App Ape」と「TesTee」が連携
フラーは、リサーチツールの提供を行うテスティーと共同で、アプリ所持ユーザーや休眠ユ...