2009年07月22日 08時00分 UPDATE
特集/連載

Webサービスのセキュリティ認証を評価するログイン関連の脆弱性に対処するための5つの方策

筆者がWebセキュリティ評価で遭遇した深刻なWeb認証の脆弱性と、その対処法を紹介する。

[Kevin Beaver,TechTarget]

 わたしはWebセキュリティを評価するという仕事を通じて、数多くの興味深い問題に遭遇する。その大半は小さなことだが、深刻な問題も少なくない。本稿では、わたしが目にした幾つかの深刻なWeb認証脆弱性(ログイン関連の脆弱性など)を紹介するとともに、開発者や品質担当者、セキュリティ担当者がこれらの問題に対処する方法を示したい。

1. IEのヘルパーオブジェクト

 わたしが遭遇したWebベースの認証に関する脆弱性の中で特に深刻な問題の1つが、重要なバックエンドシステムへのアクセスを可能にするWebブラウザ「Internet Explorer」(以下、IE)のヘルパーオブジェクトに関連したものだ。

 このシステムのログインメカニズムは基本的に、ユーザーのWindowsログインステータスとIDを評価し、ユーザーが有効なアカウントでマシンにログインしていれば、それ以上の認証は行わずにアプリケーションへのアクセスを許可するというものだった。

 しかし驚くことに、Webプロキシを利用すれば、この“認証”プロセスを操作し、バックエンド環境に不正にアクセスできることが分かった。その方法は簡単で、HTTPリクエストを通じて送信されるWindowsユーザーIDフィールドを編集し、既存の有効なユーザーID(例えば「jsmith」)を挿入するだけだ。それ以降はWebプロキシを介在させることなく、ブラウザを閉じるまでシステムに自由にアクセスすることが可能になる。これには参った。

教訓:ユーザーが操作できるこのような認証ロジックは避けるべきだ。また、ユーザーが有効なアカウントを使ってローカルOSにログインしたからといって、彼らがWebアプリケーションにアクセスする権限があると判断してはならない。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news033.jpg

Facebook日本進出から10年、個人情報不正利用問題が広告事業に与える影響は?
Facebook日本進出10周年に当たり、フェイスブックジャパンは記者向けの説明会を開催。気...

news114.jpg

LINE、QRコード読み込みで即時抽選ができる店頭販促支援サービス「LINEインスタントウィン」を提供
LINEは、「LINE」を活用した店頭販促ソリューション「LINE SP Solutions」の新メニューと...

news082.jpg

ネットメディアの広告(PR)記事はどのくらい読まれている?──新R25調査
新R25が、ニュースやコラムなどネットメディアが提供する記事についてアンケート調査を実...