2010年03月15日 09時00分 UPDATE
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NEWS凸版印刷、顧客との効果的なコミュニケーションを検証する「ショップサイエンス・ラボ」を開設

流通業が抱える「店頭で商品メッセージを正しく伝えたい」などの課題を、実店舗に近い状況でシミュレーションできる検証サービスを開始する。

[TechTargetジャパン]

 凸版印刷は3月12日、メーカーや流通企業向けに、店頭での顧客との効果的なコミュニケーション手段を検証する実験工房「ショップサイエンス・ラボ」を開設、3月15日よりサービス提供開始すると発表した。

 「店頭で商品メッセージを正しく伝えたい」「販売につながる効果的なPOP(店頭販促物)や各器具のデザインを開発したい」「売れるパッケージデザインや形状を知りたい」などのメーカーや流通企業が抱える課題を(1)調査・検証(2)設計・制作(3)シミュレーションの3段階に分け、同社が長年培ってきたPOPやパッケージデザイン、店舗・空間の設計におけるクリエイティブのノウハウを基に、検証する。

sk_toppan01.jpg画像 「ショップサイエンス・ラボ」の運用例。疑似店舗でのシミュレーションや(左)、実物大映像によるアイトラッキング調査(右)を実施する

 調査・検証では、40年以上の実績を持つ同社の消費行動研究室がこれまでの店頭調査のノウハウと理論を生かした設計を実施。非接触型アイトラッカーを活用した被験者の目線検証や、プロジェクターで店頭写真やCG、動画を原寸大に投影した実店頭に近いイメージでの調査を行う。アイトラッキング終了後には、被験者に視線トラッキング映像を見せながら時間軸に沿ったインタビューを実施するため、視覚情報の刺激による態度変容を段階的に検証できる。

 設計・制作では、ショップサイエンス・ラボに常備された紙やダンボール、各種プラスチック、特殊印刷見本、表面加飾パッケージ見本などの素材を使用し、パッケージやPOPなどのデザイン検討を行う。特殊なゴーグルを装着したユニバーサルデザインシミュレーション(高齢者や色弱者の立場に立った視覚の疑似体験、デザイン検証)も可能。

 シミュレーションでは、ショップサイエンス・ラボに常設した汎用器具に対象のPOPやパッケージを設置し、デザインや構造などの検証を実施。バーチャル空間でパッケージの見え方や形状の検証ができるCGシミュレーションもできる。

 同社では今後、店頭を起点としたクロスメディア化の重要なツールとして、ネットワーク型デジタルサイネージの最適な活用方法なども研究開発するとしている。

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