ウイングアーク、BIツール「Dr.Sum EA」のデータを活用しやすくするダッシュボードツールNEWS

データ集計・分析や共有などDr.Sum EAの持つさまざまな機能を一画面上に集約でき、各データをユーザーが任意に最適配置できる。

2010年03月25日 09時00分 公開
[上口翔子,TechTargetジャパン]

 ウイングアーク テクノロジーズは3月24日、BIツール「Dr.Sum EA」の新しいインタフェース製品として、Dr.Sum EAの持つさまざまな企業データを一画面上で任意に最適配置・管理できる情報活用ツール「Dr.Sum EA MotionBoard」を発表した。3月31日より出荷開始し、価格は1サーバ当たり400万円(税別)。

画像 「Dr.Sum EA MotionBoard」構成および画面イメージ

 利用イメージは、まず自分専用のダッシュボード(領域)を作成し、そのボード上で用途に応じたDr.Sum EAのデータを呼び出す。呼び出したデータはチャートや明細データを用いて集計・分析でき、グラフや画像、コメント、他ファイルなどさまざまな情報を同時に扱うことも可能。

画像 「情報システム部門の方だけでなく、一般ユーザーの方でも容易に情報を活用できる」と小島氏

 営業統括本部マーケティング部長 Dr.Sum戦略マネージャーの小島 薫氏は「より使いやすさを追求した新しいUI(ユーザーインタフェース)が自信」だとし、ボード上に配置したデータを、自由自在に拡大/縮小/移動して閲覧できる点を強調した。「見たい情報に効率よくたどり着くことができ、数値予測、傾向分析、差分分析、予算策定といった一般的なBIツールの機能も一画面上で容易に利用できる」(小島氏)

 データに異常値を見つけた際には、アラートで担当者に電子メールで知らせたり、定期的に集計結果をPDFで配信するプッシュ機能を装備。重要なデータを見逃すことなく情報を管理できる。さらにボード上のデータは、グループや役職など権限に応じてデータ共有が可能。個人で作成した集計結果などを、状況に応じてメンバーに共有するなど、個人、部門、企業ごとの情報可視化と柔軟な情報活用が可能だとしている。

画像 「Dr.Sum EA MotionBoard」デモンストレーションの様子。一部のデータを全画面表示することも可能

 Dr.Sum EA MotionBoardは既に同社のユーザー企業など10社で試験運用しており、高評価を得ているという。初年度の販売目標は30本。今後は他社製アプリケーションとの連携などが検討されている。

企業規模に合わせたDr.Sum EAを用意

 なお同社では今回の発表に合わせ、Dr.Sum EAの新ラインアップとして、データ数1万件以下を想定した小規模企業向け「Dr.Sum EA One」、およびデータ数2000万〜5億件を想定した中大規模企業向け「Dr.Sum EA Premium Plus」を発表した。現行の「Dr.Sum EA Premium」「Dr.Sum EA Enterprise」に加え、3月24日より出荷開始する。

画像 Dr.Sum EAの新ラインアップ。いずれも64ビットOSに対応した

 価格(税別)はDr.Sum EA Oneが1サーバ当たり100万円(同時ログイン3)、Dr.Sum EA Premium Plusが1サーバ当たり600万円から。

ITmedia マーケティング新着記事

news149.jpg

最も利用率の高いショート動画サービスはTikTokではない?
ADKマーケティング・ソリューションズは、ショート動画に関する調査結果を発表しました。

news131.jpg

古くて新しいMMM(マーケティングミックスモデリング)が今注目される理由
大手コスメブランドのEstee Lauder Companiesはブランドマーケティングとパフォーマンス...

news087.png

Yahoo!広告 検索広告、生成AIがタイトルや説明文を提案してくれる機能を無料で提供
LINEヤフーは「Yahoo!広告 検索広告」において、ユーザーが誘導先サイトのURLを入力する...