府中工業高校、仮想デスクトップを導入し教育実習用インフラを構築news

東京都立府中工業高等学校は「VMware View」を導入し、生徒向け実習室の仮想PC化を実施した。

2010年05月20日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ヴイエムウェアは5月19日、東京都立府中工業高等学校(以下、府中工業高校)が生徒向け実習室のPCインフラ向けにデスクトップ仮想化製品「VMware View」を導入したことを発表した。府中工業高校では2010年4月段階で15教室300台の仮想デスクトップを稼働させている。

 仮想デスクトップ技術導入により、府中工業高校の生徒はすべての実習室から自由にアプリケーションを利用することが可能となり、校内のPCリソースを効率的に活用できる環境が整った。また今回のPCインフラの整備によって、毎日のPC利用の傾向から、同時に使用する数だけのアプリケーションを導入し、余分なライセンス購入をしないで済むようになった。

 府中工業高校では同校を拠点として、各工業高校をネットワークで結び、各校で持っているアプリケーションを他校から利用できるPC基盤の構築を提案しているという。これはいわば「学校間クラウド」というべき提案だが、同校の石井末勝校長は「重要なのは、今ある環境の中で1人でも多くの生徒が有用なアプリケーションに触れる教育機会を最大限に増やすこと。当校ではシステム構築・運用面でさまざまなノウハウを蓄積しているので、仮想デスクトップ関連で困ったことがあれば、ぜひとも相談してほしい」とコメントしている。

関連ホワイトペーパー

VMware | 運用管理


ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...