仮想化技術が促すマスターデータ管理のパラダイムシフト「Informatica 9」登場へ

重要性は多くの企業で認められながらも利用がそれほど広がっていないマスターデータ管理(MDM)。複雑性や高コストなどMDMの課題を解決するソリューションが登場した。鍵は仮想化技術だ。

2010年09月21日 00時00分 公開
[ITmedia]

 効率化と情報活用。企業におけるITシステムの活用は、究極的にはこの2つの目的を果たすためと説明できる。ERPやSCMなどの業務アプリケーションはこれまで手作業で行ってきた業務プロセスをITによって自動化し、効率化してきた。さらに蓄積されるデータをリアルタイムで分析し、次のアクションにつなげていた。これが情報活用だ。

 マスターデータ管理(MDM)はこの効率化と情報活用の精度を高めるための方法だ。企業内に蓄積されるデータの粒度や品質を整理し、ITシステムによる効率化や情報活用に生かしやすいようにする。この考えはメインフレームが企業システムの中心だった時代からあり、今も各アプリケーションベンダーがMDMの製品やソリューションを提供している。情報活用の重要性が叫ばれ、その基盤としてMDMに注目する企業も増えている。

 しかし、MDMが企業に導入され、大きな成功を収めたという声はそれほど聞かない。なぜならMDMの導入に大きなコストが掛かる一方で、その投資対効果が見えにくいからだ。誰もが重要性を認識しながら導入が進まないMDM。企業の効率化と情報活用、そしてMDMを新時代に移行させる鍵は何なのだろうか。


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