2011年02月04日 08時00分 UPDATE
特集/連載

BI製品紹介:日本アイ・ビー・エム「Cognos 10」に見た、ビジネスアナリティクス(BA)を成長戦略に掲げるIBMの本気度

Cognosは最新バージョンのリリースによって、従来のプラットフォームからビジネスアナリティクス(BA)にふさわしい意志決定システムへと進化した。

[富永康信,ロビンソン]

BAの目的はアクションにつなげる洞察を導くこと

 急速なグローバル化や経済構造の転換などに伴い、迅速かつ大胆な経営判断を迫られる現在、日々蓄積し続けるデータを可視化してビジネスの確実性を高めたいと考えるところに、ビジネスインテリジェンス(BI)が求められている理由がある。しかし、単に蓄積したデータを分析し、現状の見える化の鮮度を高めることができても、戦略的に将来の予測を立て、ビジネス施策の実施から効果検証までを把握することは難しい。

 IBMのBIブランドであるCognosシリーズは、その課題に真正面から向き合って、最新版となる「IBM Cognos Business Intelligence v10.1」(以下、Cognos 10)を2010年11月にリリース。過去のデータを対象とした集計や可視化といった従来のBIの枠を超え、リアルタイム情報のモニタリング、シナリオモデリング、予算計画、予測分析力の強化などを可能にしたビジネスアナリティクス(BA)へと機能を拡大した。

画像 「Cognos 10は過去を可視化するだけのBIではなく現在・将来を立体的に見るBA」と語る京田氏

 BI(インテリジェンス)からBA(アナリティクス)へのシフトはBIベンダーのトレンドとなっているが、IBMではアナリティクスを単に「情報を分析すること」と捉えるだけではなく、「ビジネスを把握・掌握すること」と定義している。

 日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 ビジネス・アナリティクス事業部 Cognosクライアント・テクニカル・プロフェッショナルズ 部長 京田雅弘氏は、「ビジネスプロセスを把握・掌握することで、次のビジネスアクションにつなげるための洞察を、できるだけ早く導き出すことがBAの目的です」と語り、それを実現するのがCognos 10だと強調する。

 では、それを裏付ける各種の機能について見ていこう。前バージョンから引き継いだ機能もあれば、Cognos 10で新たに加わった機能もある。キーワードは、思考(Think)、連携(Connect)、そして実行(Do)だ。

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