スクラップ&ビルドが自在の新陳代謝の良い情報系アプリケーション現代を生き残る企業に必要な「発想の転換」

「低コスト」「低リスク」「低工数」はもはやIT導入の必須条件だ。導入やカスタマイズのたびに多くの時間とコストを掛けるのはもうやめよう。今求められる情報系システムの要件を考える。

2011年02月18日 00時30分 公開
[ITmedia]

なぜ情報系システムは硬直化するのか

 文書管理や顧客管理、問い合わせ対応といった、業務現場が毎日利用する情報系システム。これまでの企業は情報系システム構築のために、新システムを都度導入することで、多額のコストと多くの工数を掛けてきた。「一度、要件をガッチリ固めた上で作ったシステムはなかなか変えられない」「ちょっとした変更にも全社レベルでカスタマイズしなければならない」、そこにITが硬直化してしまう理由が潜んでいた。また、現場からの個別要件や、不便を強いるリスク管理志向に従ってシステムをバラバラに導入することで、導入コストとIT部門の負担は増加の一途をたどる。結果、導入期間を長期化させるだけでなく、運用に多くのコストと負荷を強いられ、利益を生み出す攻めのIT投資を捻出できない企業は多い。

 しかし、先の見えない不況、続く円高状況、国内だけではなくアジア諸国の競合企業の存在など、国内企業をめぐる外部環境は厳しさを増している。加えてIT投資が横ばいの現状を考えると、企業は抜本的な改革を実現できずに、「選択と集中」によってコストを抑えて利益を出すことに注力してきた。

攻めのIT投資に転じるために必要な発想の転換

 この現状を打開し、他社に負けない強みをより強固にしながら、海外進出をはじめとするビジネス拡大を実現するにはどうすればいいのか。厳しい経済状況が続く中、ITを「低コスト」「抵工数」「低リスク」で導入したいと考えるのはもはや必須条件となった。また、ビジネス環境が刻々と移り変わる昨今では、あらゆる面で素早い判断が求められている。

 しかし、判断を下してから実際の行動に移すまでのプロセスに時間がかかってしまっては何の意味もない。それを防ぐためには、経営者だけでなく現場から素早い判断ができる環境を構築する必要がある。現場でアドホックな業務に利用される情報系システムに置き換えると、「すぐに使い始めることができ、自由に使いやすさを向上でき、不要になったら止められるシステム」が求められているといえるだろう。すなわち、スクラップ&ビルドが簡単にできる新陳代謝の良いシステムが必要なのだ。

スクラップ&ビルドが簡単にできる新陳代謝の良いシステム

 ドリーム・アーツの「ひびき Sm@rtDB」は、「ビジネスユーザー自らが簡単に業務に必要なアプリケーションを作れるよう、必要な機能部品と環境を提供すること」をコンセプトに開発された情報系アプリケーション基盤だ。ユーザーはブログやSNS、Wikiなどを利用するように社内情報システムの画面を作成・カスタマイズでき、自ら使いやすさを反映させながら日々利用することができる(詳しい機能や導入事例は記事最下部のリンクからホワイトペーパーを参照してほしい)。

画像 情報系アプリケーションは、事業のコンセプトに合わせてスクラッチ&ビルドが容易にできる製品を選ぶべきだ

 都度開発や個別導入を伴わず、ユーザー自身が使いやすさを向上できる情報基盤。これを実現できれば、情報システム部門は重要度や要件レベルに応じた分業が可能になり、価値生産性の高い案件に注力できる。また、個別アプリの管理が不要なため、集中管理を徹底できるだろう。これこそが現代を生き残る企業が選ぶべきITの姿かもしれない。

この記事に興味のある方におすすめのホワイトペーパー

ここ数年のIT投資の停滞により、「低コスト」「低工数」「低リスク」はシステム構築の必須条件となった。しかし、従来のシステム化手法では、その実現に幾多の壁が立ちはだかる。

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