高密度化するデータセンター冷却対策の限界Coolcentric「水冷式冷却ソリューション」

高密度化が進むデータセンターでは従来型の空冷方式による冷却には限界があり、ITシステムの省電力化を進める担当者を悩ませている。

2011年07月06日 00時00分 公開
[ITmedia]

 近年の飛躍的なサーバ性能の向上、仮想化・クラウドの急速な導入拡大に伴い、データセンターの高密度化が加速度的に進んでいる。その一方で、深刻な課題となりつつあるのが「熱問題への対処」だ。企業のデータセンターやマシンルームの電力消費量の約3分の1を占めるといわれる冷却。東日本大震災や原発事故による計画停電などの影響を受け、ITシステムの省電力対策をあらためて見直す担当者は多い。

 現在、多くのデータセンターではサーバから排出される熱を冷却するために空冷方式の冷却システムを採用している。しかし、高密度化が進むデータセンターにおいては、従来方式による冷却には限界があり、さまざまな問題が発生している。

  • IT機器の進化に追い付けない冷却方式:最新のIT機器に適応する冷却ができていない
  • ラックの最適な配置に手間やコストが掛かる:最適な配置を計画するために気流解析シミュレーションなどの分析が必要となる
  • ホットアイル、ホットスポットの問題:IT機器の排熱をラックの外に放出させるため、ホットアイル/コールドアイル方式のラック配置が必須で排熱の再循環やホットスポットなどが発生してしまう

 こうしたデータセンターの冷却環境が抱える問題への解決策として、ホットアイル/コールドアイル構成が不要で、消費電力を抑えて冷却能力に優れた冷却ソリューションが今、注目を集めている。


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