2011年07月19日 09時00分 UPDATE
特集/連載

2つのOSSの行方は?OracleがOpenOfficeを譲渡──オープンソース支持者の評価はさまざま

2011年6月、米OracleはOpenOffice.orgのソースコードをASFに譲渡すると発表したが、OpenOffice.orgの主要メンバーはそれ以前に新プロジェクト「LibreOffice」を立ち上げている。両製品は今後どうなるのか。

[Nick Martin,TechTarget]

 米Oracleが2011年6月初め、OpenOffice.orgのソースコードをApache Software Foundation(ASF)に譲渡すると発表したことに対し、オープンソースソフトウェアコミュニティーはさまざまな反応を示している。同プロジェクトがOracleの下で停滞していたと感じていた人々が今回の動きを歓迎する一方で、The Document Foundation(TDF)の「LibreOffice」との連係を期待していた人々は不安を抱いているようだ。

 同コードを寄贈するというOracleの決定は、このオープンソースアプリケーションスイートに対する同社の管理が終了することを意味する。Oracleによる管理は、同社が2010年1月に米Sun Microsystemsの買収を完了したときから始まった。買収直後から、OpenOffice.orgプロジェクトに対するOracleのコミット姿勢を疑問視する向きもあり、同社から明確な方向性が打ち出されるまでは、企業は同スイートの採用を手控えるようアドバイスするアナリストもいた。Oracleは同プロジェクトへのコミットメントが欠如していると見られていたこともあり、OpenOffice.orgの主要開発者の一部は2010年9月に同社とたもとを分かち、同じコードをベースとする新たなプロジェクトLibreOfficeを立ち上げた。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news024.jpg

シェアエコノミー――「交換価値」から「使用価値」へのシフトで社会全体のエクスペリエンスを最適化する
顧客の過去・現在・未来のエクスペリエンスは「データ」を媒介にして1本の「時間」の軸で...

news021.jpg

ソーシャルビッグデータで占う東京都知事選、現在の情勢は?
「調査のチカラ」にストックされた8万件の調査データをさまざまな角度から紹介する週末企...

news135.jpg

シャノン、「イベントマーケティングアナリティクス」を提供開始
シャノンは、マーケティングオートメーションツール「SHANON MARKETING PLATFORM」に、イ...