「基幹システムの仮想化は不安」の誤解仮想化環境の可用性、セキュリティ、データ保護の最新動向

仮想化の利便性や効果を知りながらも、いざ基幹システムへの適応となると可用性やセキュリティ、災害時の継続性に不安を感じる企業は少なくない。しかし、こうした不安は既に「誤解」になっている。

2012年08月27日 00時00分 公開
[ITmedia]

 仮想化技術は今や、企業ITの世界においてごく当たり前の技術となった。既に多くの企業が開発・テスト環境や情報系システムをサーバ仮想化基盤上で運用しており、最近では基幹系システムを含む、ミッションクリティカルアプリケーションを仮想化環境に移行する企業も増えてきている。

 とはいえ、企業にとってビジネス運営上、止まることの許されない重要なアプリケーションを仮想化環境上で運用することに対して、漠然とした不安感を抱く人も依然として多いかもしれない。「物理環境と同等の可用性が果たして確保できるか?」「十分なパフォーマンスは得られるか?」「セキュリティは担保されるのか?」……。確かに、仮想化技術が登場したばかりのころは、こうした懸念があったことも事実だ。

 しかし、ここ数年で仮想化を取り巻く技術が急速に進化を遂げた結果、こうした課題はほぼクリアされつつある。それどころか、幾つかの課題に関しては、むしろ物理環境をしのぐ利便性が手に入るようにもなった。本稿では現在の仮想化ソリューションの最新事情について、仮想化ソリューションのリーディングベンダーであるヴイエムウェアと、物理環境だけでなく仮想化、クラウド環境での情報保護のリーディングベンダーであるシマンテックの担当者に話を聞いた。


提供:株式会社シマンテック
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