デスクトップ仮想化導入の失敗を避けるための心得現場経験豊富なエキスパートが指南

多くの企業の関心を集めている「デスクトップ仮想化」。その導入プロジェクトに取り組む企業が増える中、「“何となく”デスクトップ仮想化を進めると、失敗する可能性が高まる」と警鐘を鳴らす専門家もいる。

2012年12月21日 00時00分 公開
[ITmedia]

 デスクトップ仮想化に関心を持つ企業は急増している。しかし、全ての企業が実導入に至るわけではない。デスクトップ仮想化の導入プロジェクトを進める中で、失敗して挫折することもあるからだ。プロジェクト失敗の最大の理由は「企業が“なぜ、デスクトップ仮想化をやりたいのか”が明確ではないことにある」と、EMCで多数のプロジェクトに直接かかわってきた2人のエキスパートは声をそろえる。

 デスクトップ仮想化導入の目的としては「Windows 7への円滑的な移行」「社内ユーザーのデスクトップ環境管理の改善」「データ流出防止策を含むセキュリティ強化」「業務のモバイル化のサポート」などがある。企業によってニーズの詳細は異なるが、どのような場合でも「導入企業側に明確な意図がないと、失敗の可能性が高まる」という。なぜなら、「何となく」デスクトップ仮想化をやろうとする企業は、表面的な導入コストを削ることばかりを考えがちだからだ。

 また、デスクトップ仮想化の導入に至ったとしても、パフォーマンスやレスポンスなどの点で重大なトラブルに見舞われることがある。どのようなトラブルが考えられるのか。これらを解決する手段としては、どのようなものがあるのか。2人のエキスパートが、多数の導入サポート経験を通じて得てきたノウハウの一端を明かす。


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