IDCアナリスト対談:デスクトップ仮想化を成功させるための条件とはデスクトップ仮想化の成否はストレージの設計で決まる

デスクトップ仮想化導入の際に課題となるコストとパフォーマンス。その鍵を握るのはストレージである。では低コストで高パフォーマンスを得るに何をすればいいのか。IDCのアナリストとストレージの専門家が語る。

2013年04月26日 00時00分 公開
[ITmedia]

 デスクトップ仮想化導入の成否を大きく左右するのがストレージである。利用ユーザーにとっては、仮想デスクトップへの移行で自分達の生産性が向上したかどうか重要となる。いくら端末の自由度が上がっても、ベースとなる仮想デスクトップの処理性能が遅ければ生産性は上がらず、ユーザーの不満は募るばかりだ。もちろんコストを掛ければパフォーマンスを上げることはできるが、IT部門での成否を決める要素として、そのコストをいかに抑えるかという点も外せないだろう。

 この性能とコストを左右する最も大きな要素がストレージである。しかしながら、ストレージはしばしば軽視され、容量の側面でしか考慮されていないケースが目立つ。導入を進めていく中で、性能要件を満たすためのコスト負担が想定をはるかに超えて増大し、デスクトップ仮想化のプロジェクト自体が頓挫するケースもある。他方で、性能を踏まえたストレージ設計をしようと考えても、難易度は決して低くない。さらに、そこには幾つかの落とし穴が存在している。

 デスクトップ仮想化を導入する際に、見落としがちな点、考慮すべき点について、IDC Japanの鈴木康介氏とEMCジャパンの若松信康氏に話を聞いた。


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