常に先を見続けるSolaris OS、これまでとこれからの注目点は高信頼と高性能を実現する技術とは【第1回】

高信頼や高性能が特徴のUNIX OSが再び注目されている。歴史に裏打ちされた新機能に加えて、仮想化技術やクラウドコンピューティングへの対応などが評価されている。最新OSの注目機能を紹介する。

2013年09月30日 00時30分 公開
[ITmedia]

 企業システム用のサーバOSとしてLinuxが注目を集めるようになって久しい。コスト面でのメリットに着目し、実際にその導入に踏み切る企業も増えてきているが、その一方で運用を続けるうちにアプリケーションの互換性や保守期間の短さなど、導入時には想定していなかったさまざまな課題にぶつかる企業も多いという。ならば、商用UNIXの方はというと、存続が危ぶまれる製品あり、あるいはLinuxと比べ機能進化に遅れるものありと、こちらも課題は決して少なくない。

Oracle Solaris 11 Oracle Solaris 11

 そんな中、一人気を吐いているのが、誕生20周年を迎えた「Oracle Solaris」だ。旧サン・マイクロシステムズの旗艦UNIX OSとして、1990年代から数多くの企業の基幹システムを支え続けてきたOracle Solarisだが、単に長い歴史と高い実績を誇るというだけでなく、常に最新のイノベーションを取り込んで進化を続けてきた結果、最新バージョンでは仮想化やクラウドと極めて親和性が高いOSに仕上がっている。

 さらに特筆すべきは、オラクルの各種ミドルウェア/アプリケーション製品との親和性の高さだ。オラクルが旧サン・マイクロシステムズを買収してから3年、その間にOracle Solarisはオラクルの各種ソフトウェア製品との連携を強め、今ではオラクル製品と最も親和性が高いOSとなった。

 このように、企業システム用のOSとして、年々その価値が高まりつつあるOracle Solaris。本稿では、その魅力についてあらためて概観してみる。


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