現場が欲しがる「今の」情報をタイムリーに提供 そのためのスマートな方法とは既存システムからタイムリーに情報を取得

モバイル環境の変化でユーザーの要求は様変わりした。いつでもどこでも情報を知ることが当たり前になり、各業種の現場担当者はタイムリーに今の状況を知らないと顧客対応できない。そのためのスマートな方法とは。

2013年11月07日 00時30分 公開
[ITmedia]

 昨今のモバイル環境の変化と充実化によって、エンドユーザーの情報に対する要求レベルが大きく変化した。どこでもリアルタイムに接続して情報を取得できるという環境が当たり前の認識になりつつあるのだ。エンドユーザーの認識が高まる一方で、例えば、小売業の現場を見ると、店舗担当者は「在庫にない商品の問い合わせを受けたが他店の状況が分からない」、また、エリアマネジャーは「エリア内の在庫配分が適正なのか把握できない」といった状況のままで、現場の経験や勘、問い合わせや報告でやりくりしているケースが多い。

 こうしたケースに対して、各店舗の販売状況や在庫配分の状況をリアルタイムに把握できるようになれば、在庫切れのリスクを低減できる他、在庫がなくなった場合にも他店から取り寄せるなど的確な対処が可能となる。さらに、現場のみならず本社の企画担当者にとっても、各店舗のキャンペーンの状況や結果をリアルタイムにチェックし、迅速に次の手を打てるなどメリットが大きい。特にSNSなどを用いた新たな形のキャンペーンが広まりつつあることを考えると、タイムリーに顧客の反応を認識できなければ、柔軟な対処が難しくなる。このようなリアルタイムの状況把握は小売業だけではなく、製造業やサービス業、公益、金融業など、どの業種でも必要性が高まっている。

 これまでの手法では、多くの場合、日々の業務の確定された情報を収集した後、本部での集計を待つことになるため、状況がデータとして分かるようになるのは翌日。これでは、現場におけるリアルタイムの情報可視化を実現するのは難しいと言わざるを得ない。

 求められるのはITシステムによるリアルタイムの情報可視化だ。どう実現するのか。最新テクノロジーによる解を紹介する。


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