少数精鋭の室蘭市が実現した運用管理の効率化とコスト削減とは真に使いこなせるツールで自治体共通の悩みを解決

高機能なシステム監視ツールを提案されても小規模なIT部門では使いこなせない、またIT予算にも制限がある。地方自治体に共通するこのような悩みを室蘭市役所はどう解決したのか。注目の導入事例をお伝えする。

2014年02月27日 00時00分 公開
[ITmedia]
室蘭市章と市のマスコットキャラクター「くじらん」

 地方自治体では、IT化による高度情報化において、人材の不足、IT予算の減額、ITスキルの不足が大きな課題となっている。「自治体ではITに関わる人的リソースが少なく、監視範囲や障害対応が限定されがちです。本当に必要な機能だけに絞り込んだ、自分たちが十分に使いこなせる監視ツールを選択することは重要です」

 そう語るのは北海道 室蘭市役所 企画財政部企画課[高度情報推進]の丸田之人氏だ。室蘭市は情報化推進に積極的に取り組んでいる。その一方、市庁内外に散在するサーバやネットワーク機器の管理・監視業務の効率化に向けて導入した、高額で難易度の高い大規模向けネットワーク監視ソフトの運用保守費がIT予算を圧迫していたことが問題となっていた。

 2008年、同市は、監視ツールのリプレースを遂行。監視業務を職員自身が行うことで、障害対応時間の短縮と運用コスト削減を実現した。そのツールとは? 次項で詳しく説明しよう。


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