IT環境が店舗ごとにバラバラなカーショップ、解決策はクラウド化プライベートクラウドでインフラ統合

店舗ごとにさまざまなバージョンのソフトウェアを、時代遅れのハードウェアで使用していた自動車スーパーマーケットの英Motorpointは、事業拡大のためにITインフラの統合が急務だった。

2014年03月12日 08時00分 公開
[Archana Venkatraman,Computer Weekly]
Computer Weekly

 オンラインで自動車小売業を営む英Motorpointは、一貫性のないITインフラと時代遅れのハードウェアが事業の成長と拡大の足かせとなっていることから、アジリティと効率性を高め、事業拡大を推進するためにクラウドベースのインフラへの切り替えを決断した。

Computer Weekly日本語版 3月5日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 3月5日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 同社は1998年に設立された英国の自動車スーパーマーケットで、3500台以上の新車や新古車を抱えている。ここ12カ月の販売台数は3万1000台を上回る。

 同社はWebサイトに加え、バーミンガム、バーンリー、チングフォード、ダービー、グラスゴー、ニューポート、ピーターバラの英国7都市に店舗を構えている。各店舗は、さまざまなバージョンのソフトウェアを、時代遅れのハードウェアに組み込んで使用している。標準化を行っていなかったため一貫したサービスを提供できず、経営陣はITをアップグレードすることで効率を高めるしかなかった。

 「各支社のITインフラが統一されていないことが、当社の大掛かりな成長計画の妨げとなっていた。導入するソリューションはIT管理の効率を大幅に高めるものでなければならなかった」とMotorpointの管理部長マーク・カーペンター氏は言う。

クラウドベースインフラの機敏性

 急成長を続けているMotorpointは、新しいサイトを素早く立ち上げ、既存サイトの効率も高める堅牢なITインフラを求めていた。

 さらに、英国全体に支社を急速に拡大していくために、データセンターを運営する通信プロバイダーの英Node4に目を向け、クラウドベースインフラの導入を決めた。

 「当社のIT部門は、ITリソースを新しい支社に素早く振り分け、さらに全サイトのハードウェアとソフトウェアを単一の一貫した統合プラットフォームにまとめることも必要だった」とカーペンター氏は語る。

 Motorpointは、Node4のn4Cloudというプライベートクラウドベースのサービスを導入した。このプライベートクラウドは主にノーサンプトンにあるNode4のデータセンターで運用される。MotorpointのITチームは、ITサービスの一貫性を保証し、ノーサンプトンのデータセンターが停止した場合に備えて、クラウドのバックアップとレプリケーション戦略も採用した。ノーサンプトンのプライベートクラウドは、ダービーにある別のNode4データセンターでバックアップされる。

クラウドベースのインフラ

続きはComputer Weekly日本語版 3月5日号にて

本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。


Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー

Computer Weekly日本語版 2月19日号:次世代ホットスポット「NGH」徹底解説

Computer Weekly日本語版 2月5日号:仮想化コストを増大させる勘違い

Computer Weekly日本語版 1月22日号:Amazon Web Services vs. Google


ITmedia マーケティング新着記事

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...