万全な事前検証で、デスクトップ仮想化を“最速構築”する方法拡張性や運用効率も視野に

「導入に時間がかかる」「構築が難しい」といわれるデスクトップ仮想化。成功の鍵は事前検証にあるが、そのための設備や予算がない企業も多い。これらの難題を一掃し、さらに拡張性も見込めるソリューションがある。

2014年03月20日 00時00分 公開
[ITmedia]

 スマートフォンやタブレット端末が普及し、いつでもどこでも円滑なビジネスを行うためのインフラは整いつつある。そんな中、企業システムの課題として残されているのは、使用する端末に捉われず、業務に必要なアプリケーションやファイルを従業員が快適に利用できることである。

 そのための手法として特に注目を浴びているのが「デスクトップ仮想化」だ。さまざまなデバイスから、データセンターに構築された個人の仮想デスクトップ環境を利用する技術である。ただし、デスクトップ仮想化があらゆるビジネスニーズに適しているわけではない。デスクトップ仮想化は、ユーザーごとにOSのライセンスが必要となるし、サーバ側で使用するリソースも大きい。ユーザーの利用形態によっては、Windows Server環境を共有し、ロックダウン型のサーバデスクトップまたはアプリケーション仮想化が適している。

 ところが、デスクトップ仮想化やアプリケーション仮想化は、いざ導入を決意してから運用がスタートするまでに1年以上の期間がかかることも珍しくない。仮想化基盤、サーバ、ネットワーク、ストレージなどの多様な技術・製品の選定と検証が必要になるため、インフラを構築するまでに多くのプロセスを要するからだ。

 一方で、経営層や業務部門は、短期間での運用開始を強く求めてくる。それもそのはず、企業経営を取り巻く環境は、絶えず変化を続けており、しかもそのスピードは、年々早さを増す一方だ。そして、経営戦略を支えるIT基盤も遅れず追従していくことが求められているのだ。次項では、デスクトップ仮想化およびアプリケーション仮想化を迅速・簡単・確実に導入する方法について紹介したい。


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