数十Tバイト級のバックアップ環境を1台で構築 手間いらずの大規模システム向けアプライアンスデータ量の増大や物理/仮想化混在で複雑化する環境の最適な保護とは?

データセンター事業者や大企業が運用する大規模システムでは、データ増大や仮想化、事業継続などに対応するバックアップ環境の構築・運用が課題となっている。その解決策として、アプライアンスが注目を集めている。

2014年03月31日 00時00分 公開
[ITmedia]

 今日、大規模システムの運用において、IT管理者の頭を悩ませている課題の1つが、データのバックアップだ。その背景には、企業が社内システムで抱えるデータ量が年々増加していることや、仮想化/クラウド技術の普及に伴うバックアップ環境の複雑化、さらには災害復旧(DR)や事業継続計画(BCP)への意識の高まりといった要因が挙げられる。

 無論、このような複雑な要件に応えるバックアップ製品は存在する。だが、中小規模のシステムであればともかく、バックアップ対象のデータ量が10T〜数十Tバイト以上に及ぶデータセンター事業者や大企業の大規模システムになると、たとえ最新のバックアップソフトウェアを使ったとしても、多くの課題が残る。特に、ハードウェアやソフトウェアを自社で調達し、バックアップシステムを構築・運用するには、相当な手間と負担が強いられる。

 こうした課題を一気に解決するにはどうすればいいのだろうか。その解決策の1つが、アプライアンス型のバックアップ製品を導入することである。アプライアンス型製品というと、中小規模システム向けのイメージが強いかもしれないが、大規模システムにおいてもその真価を発揮することができる。次項で詳しく説明しよう。


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