2014年08月21日 08時00分 UPDATE
特集/連載

Windows 9時代もOSが必要かWindows 8をスキップした企業は「Windows 9」もいらない?

Windows 8の製品展開に失敗したMicrosoftは、既にWindows 9に軸足を移しているとうわさされている。だが、Windows 9が登場するころには、OSのアップグレードよりも効果的な選択肢が増えているかもしれない。

[Cliff Saran,Computer Weekly]
Computer Weekly

 90年代の半ば、Microsoftは「Where do you want to go today?」(今日はどこに行きますか?)と銘打った広告キャンペーンを展開していた。今では新しいバージョンのWindowsがカード大の機器に搭載されるようになり、2014年に就任したCEOが、現在はクラウドコンピューティングと複数のIT環境を使い分ける時代だと主張している。ただ、同社はもはやデスクトップ市場を支配しているとはいえない。この状況で、次のWindowsに明るい未来は待っているのだろうか。

Computer Weekly日本語版 8月20日号無料ダウンロード

14954.gif

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 8月20日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 Microsoftは既に、Windowsの次期メジャーアップグレード、コードネーム「Threshold」に軸足を移しているといううわさがある。この製品が世に出れば、新しいCEOであるサトヤ・ナデラ氏は再び注目を浴びることだろう。

 PCの売り上げ減少に歯止めがかからず、かつてMicrosoftの天下だったデスクトップソフトウェアもiOSとAndroidの成功に浸食されている今、Microsoftは同社にとってのWindowsの意味を再検討することを余儀なくされている。

 本誌Computer Weeklyで既報(訳注)の通り、最新のPCにはWindows 8が搭載されているが、これまでのところ企業ユーザーの反応は今一つだ。2014年前半にWindows XPのメーカーサポートが終了したとき、多くの企業は代わりのOSとして、最新のWindows 8ではなく1つ前のバージョンであるWindows 7を選択した。

訳注:別冊Computer Weekly Windows Phone/タブレットの逆襲

 MicrosoftはノートPCやデスクトップのユーザーの関心を取り戻すため、Windows 8に「スタート」ボタンを復活させた。しかしユーザーから大きな反響を得ることはなかった。そのボタンが戻ってきたところで、Windows 8のUIがタッチデバイス向けに最適化されているという印象は大して変わらなかったからだ。

 ノートPCを使うビジネスユーザーはMicrosoftに対して、Windows 7のルック&フィールの方が好ましいとメッセージを送っている格好だが、Microsoftはいまだにユーザーが期待していた「スタート」メニューは(Windows 8では)復活させていない。Windows 8.1のUpdate 2は2014年後半の公開と予想される。一部のリポートによると、同社は事実上Windows 8の改良を諦め、Thresholdを完全に新しいOS「Windows 9」としてリリースする意向のようだ。

 その新しいOSは、インストールするデバイスの性質によってルック&フィールが変わると予測されている。デスクトップPCにインストールした場合は、従来のWindows 7の「スタート」メニューが表示される。だがタブレット端末やいわゆる「2-in-1デバイス」(タブレットとしても使えるノートPC)では、タッチデバイスに最適化したUIが表示される、ということだ。

ビジネスとコンシューマーの両方のIT環境をサポート

 ナデラ氏は、企業ユーザーとコンシューマーの間で、それぞれのニーズのバランスに配慮しなければならない。Microsoftは今後、SQL Server、多様なコンピューティング環境、そしてクラウドを優先すると同氏が公言しているところからみて、同社は方向転換を図っているようだ。

 確かにMicrosoftは新たな課題に直面している。現在のビジネスユーザーは、昔のようにとにかく同社製品を購入する、という様子ではない。米Googleは、クラウドベースのエンタープライズ製品の開発を着実に継続している。また、ブラウザベースのSoftware as a Service(SaaS)製品、例えば米Salesforce.comのSalesforce.comなどを利用する場合は、特定のOSを選択する意義は以前よりも薄くなる。

 筆者は2014年3月にナデラ氏と話す機会があり、同氏はソフトウェア事業に対する意気込みを聞かせてくれた。当時、同氏は次のように語っていた。

続きはComputer Weekly日本語版 8月20日号にて

14954.gif

本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。


Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー

Computer Weekly日本語版 8月6日号:RAIDはもういらない

Computer Weekly日本語版 7月16日号:Windows 8をめぐる中国 vs. Microsoft

Computer Weekly日本語版 7月2日号:クラウドの専門家による4つの警告


この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news018.jpg

サイバーエージェントがDDTプロレスリングを買収
サイバーエージェントは、DDTプロレスリングの発行済み株式の全株式を取得したことを発表...

news069.png

Twitter投稿を基に番組視聴者のペルソナを可視化、データセクションのテレビ番組口コミ分析サービスに新機能
データセクションは、テレビ番組口コミ分析サービス「TV Insight」において、ソーシャル...

news058.jpg

アプリ利用者を特定してアンケート調査、「App Ape」と「TesTee」が連携
フラーは、リサーチツールの提供を行うテスティーと共同で、アプリ所持ユーザーや休眠ユ...