100カ所400台超のPC、モバイル端末を1人で管理? ニッポンレンタカーの挑戦多拠点に拡散するIT資産を統合管理

多くの拠点を持ちそれぞれでPCやモバイル端末の導入が拡大するとき、IT担当者を悩ませるのが管理コスト。運用の負荷を抑え効率的な統合管理を実現すべく、ニッポンレンタカーアーバンネットが採用した切り札とは?

2014年08月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「PCのお守りから、何とかして解き放たれたい!」。そう考えるシステム管理者の、なんと多いことか。クライアントPCの管理は、とにかく手間が掛かる。クライアントPCのトラブル復旧作業、ユーザーからの問い合わせ対応、個別の端末のセキュリティ対応……。サーバの管理とは異なり、クライアントPCは管理対象ノードの数が多いため、たとえ単純な作業であってもどうしても管理工数がかさんでしまう。

 クライアントPCが地理的に密集して配置されている場合、例えば同じフロア内、同じビル内に設置場所が限定されていれば、まだ管理者の目も直接行き届くし、何か起こった際には直接駆け付けてトラブルシュートに当たることもできる。しかし、これが広範囲に散らばっているとなると、途端に管理効率が低下する。特に、小規模な店舗や拠点が多数あり、それぞれで少数のクライアントPCを利用しているような場合、店舗や拠点ごとにIT管理者を配置するわけにもいかず、どうしても管理が手薄になる。

 かといって管理をなおざりにしていれば、クライアントPCのトラブルが店舗や拠点のビジネスに直接影響を及ぼすだけでなく、全社レベルのセキュリティリスクにまで発展してしまう危険性もある。加えて、近年ではクライアントPCのみならず、タブレットやスマートフォンのビジネス利用も広がっている。これらもクライアントPCと同様にきちんと管理するとなると、本社にいる少数のIT管理者だけでは、どうしても手が回らなくなってくる。では一体、どうすればいいのか?

 まさにこのような課題に直面した企業が、「ニッポンレンタカー」のブランドで東京都内を拠点にレンタカー事業を展開するニッポンレンタカーアーバンネットだ。同社では最終的に106店舗に散在する250台のPCと125台のiPad、52台のiPhoneを、わずか1人の管理者で管理できるようになったという。一体どんな手を使えば、そのようなクライアント管理体制を構築できるのだろうか?


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