スマートデバイスを導入した企業が見落としがちな「4つの落とし穴」無線LANは「高管理性」「高セキュリティ」「低コスト」が成功の鍵

スマートフォンやタブレットの快適かつ安全な企業利用を進める上で、ネットワークやセキュリティ面で考慮すべき点が幾つかある。あらためて、それらの“落とし穴”を整理しよう。

2014年08月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスのビジネス利用が広がっている。携帯電話よりはるかに高機能で、かつノートPCより可搬性や使い勝手に優れるスマートデバイスは、従業員の生産性向上やワークスタイル革新、そしてひいては企業全体のビジネス成長に大きく貢献するITツールとして、大きな期待が寄せられている。

 ただし、こうしたメリットと裏腹に、スマートデバイスの導入は企業ITに新たな課題を持ち込むことにもなる。中でもよく指摘されるのが、「無線LAN環境の構築・管理」だ。有線LANポートを持たないことが多いスマートデバイスは、無線LANの利用がほぼ前提となるため、無線LAN環境の重要度はこれまで以上に高くなる。実際のところ、無線LAN環境に特別な配慮をしないままスマートデバイスを導入した結果、使い勝手を損なったり、セキュリティ面での不備が発生したりするケースが散見される。

 ましてやスマートデバイスの場合、従業員の私物デバイスを業務利用する「BYOD」や、あるいは許可されていないにもかかわらず勝手に私物デバイスを持ち込んで使ってしまう「勝手BYOD」「シャドーIT」などが横行しやすい。そのため、やはり無線LAN環境をしっかり管理して、社内LANへアクセスするデバイスを制御する必要があるのだ。スマートデバイス向けのマルウェアも登場している昨今、セキュリティ対策も重要な課題となる。

 ではそのために、具体的に何をすればいいのか? これを理解するために、まずはスマートデバイス導入で多くの企業がはまる「4つの落とし穴」を確認していこう。


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