2014年10月20日 17時00分 UPDATE
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NEWS青色申告もクラウドで――弥生が新サービスを開始

Web上で記帳や、青色確定に必要な書類の作成を可能にするオンラインサービスを開始。初年度は無料で全ての機能が使えるキャンペーンを実施する。同時にデスクトップ版の新版を発表した。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

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 弥生は2014年10月16日、Web上で記帳や確定申告書の作成を可能にするクラウドサービス「やよいの青色申告 オンライン」を開始した。同時にSOHO・中小企業向け業務パッケージの新版「弥生 15シリーズ」を発表した。

 やよいの青色申告 オンラインは、簿記や会計に関する専門的な知識を必要とせずに帳簿や確定申告書を作成するサービス。専用Webサイトに申し込んで利用する。2014年1月にサービスを開始した「やよいの白色申告 オンライン」をベースに開発した。アプリケーション開発にはHTML5を採用し、WindowsやMacで利用できる。プラットフォームには「Microsoft Azure」を採用しており、日本国内のデータセンターで稼働する。

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 弥生の代表取締役社長 岡本 浩一郎氏は「“かんたん、やさしい”をコンセプトに、簿記や会計知識がなくても入力でき、シンプルな画面デザインで直感的な操作できるアプリケーションを目指した」と語った。

 やよいの青色申告 オンラインの取引入力は2種類。1つは、2014年7月に提供したサービス「YAYOI SMART CONNECT」を活用する「スマート取引取込」機能だ。YAYOI SMART CONNECTは外部サービスやアプリケーションと連係して、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどの取引データを自動で取り込み、仕訳データを作成するサービス。自動仕訳には学習機能があり、使うごとに仕訳精度が向上するという。

photo スマート取引取込画面《クリックで拡大》

 もう1つが、「かんたん取引入力」機能だ。取引データの取引日や科目、取引先、金額などを入力すると自動的に仕訳や記帳が行われる。

photo かんたん取引入力画面《クリックで拡大》

 確定申告書類の作成では、画面の案内に沿って入力することで控除額などを自動計算して決算書や申告書などを作成できる。青色申告決算書(一般用)や確定申告書B(第一表・第二表)などは平成26年度分の様式が確定した段階で対応する予定。また、用語や具体例などを解説・表示するヘルプ機能を備えている。

photo 確定申告書類作成画面《クリックで拡大》

 その他、登録した取引データを集計して損益リポート、貸借リポートなどを作成可能。残高試算表や仕訳帳、総勘定元帳の作成機能についても2014年中に対応予定だ。

photo 損益リポート表示画面《クリックで拡大》

 やよいの青色申告 オンラインは、青色申告決算書、確定申告書Bの作成はできないが最大2カ月無料となる「無料体験プラン」、全ての機能が利用できる「セルフプラン」(8000円/年、税別。以下同)、全ての機能が利用できることに加えて電話やメール、各種相談が可能な「ベーシックプラン」(1万2000円/年)の3種類を用意。2015年3月16日までに申し込むと、セルフプランを無償で、ベーシックプランを6000円で利用できるキャンペーンを実施している。

デスクトップ版も機能強化

 同時に発表した弥生15シリーズは、「弥生会計 15」「弥生給与 15」「弥生販売 15」「やよいの青色申告」「やよいの給与計算」「やよいの見積・納品・請求書 15」「やよいの顧客管理 15」。弥生会計15と、やよいの青色申告15がYAYOI SMART CONNECTと連係し、弥生ドライブのデータ共有サービスの対象に弥生給与、やよいの見積・納品・請求書などが加わった。

 また、2014年12月に最終判断がなされる予定の消費税増税に対応。2015年10月に現時点での法令が変更される場合でも、オンラインでアップデートできるという。さらに、法人決算書を国税電子申告・納税システム「e-Tax(xtx)」形式、「XBRL」形式のデータとして出力でき、他社アプリケーションで作成した法人申告書データと併せて電子申告ができるようにした。

 その他、業務相談サービスを拡充。伝票や帳票の作成、管理方法など経理業務に関する質問に答える経理業務相談を新設した。弥生 15シリーズは、10月31日から店頭などで販売する。

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