国をまたぐ“超”長距離拠点のDRシステムの作り方EMCジャパン、ヴイエムウェア、伊藤忠テクノソリューションズ提供ホワイトペーパー

複数のデータセンターを連係する技術や製品が市場に登場しているにもかかわらず、国をまたぐような遠距離のBCP/DRシステムには、不安を持つ管理者もいる。そうした懸念を払拭する実証実験が行われた。

2015年02月17日 10時00分 公開
[ITmedia]

 グローバルで事業を展開する企業では、日本と海外を結ぶBCP/DRシステムの構築に期待する声があり、海外連携を可能にする技術や製品が市場に登場している。にもかかわらず、距離の長さが影響して、災害時に迅速に復旧できるのかという漠然とした不安を持つ管理者もいる。

 そうした中、複数の国にまたがる“超”長距離のDRシステムの実証実験が行われた。横浜とマレーシアのデータセンターに、それぞれ仮想サーバ環境を構築し、データを格納したストレージを1台ずつ配置する。横浜を本番サイト、マレーシアをDRサイトとし、データをレプリケーション。本番サイトの災害発生時には任意のポイントにデータをリカバリするとともに、DR製品で本番サイトの処理をDRサイトのサーバに自動で切り替える仕組みを構築した。結果は、国をまたいだDR環境でも高速なレプリケーションとリカバリが行えることを実証できた。仮想サーバへの切り替えも、国内のDR環境と変わらず数分で行えたという。

 本資料では、この実験の概要および実験結果を詳しく紹介する。また、同システムを支えるストレージ、レプリケーション製品、DR製品の特長と機能を解説する。海外拠点にデータをバックアップするニーズも増える中、参考にしたい実験結果が示されている。