オフィスの無線LAN、「つながらない!」をコスト効率良く激減させるには?「安価な製品の導入で結局コスト増」を防げ

オフィスの無線LAN環境では、ユーザーからの「つながらない」という日常的な苦情が管理者の頭を悩ませている。かといってむやみにアクセスポイントを増設すれば解決するわけではない。では、どうすればいいのか。

2015年04月30日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 企業における無線LANの運用は非常に頭の痛い問題だ。オフィスのネットワーク環境を無線LAN化した企業は多いが、低コストな無線LANアクセスポイントを導入しさえすればいいと考えて失敗したという話もよく聞く。また、設備の更改では、できるだけ最新の規格を取り入れたいという企業も多いが、最適な投資タイミングを計り切れないケースも見られる。

 無線LANアクセスポイントが1つで済むような小規模オフィスならいいが、複数のアクセスポイントが必要な中小企業以上の規模では無線LAN運用の難しさはさらに増す。

 目に見えない無線LANは非常にやっかいだ。ある程度の広さのオフィス内で、くまなく均一に無線ネットワーク接続を提供できる環境の構築は簡単ではない。どうしても電波が行き届かないブラインドスポットができてしまう。だからといって、無線LANアクセスポイントの数を増やすと、今度は相互の電波干渉が発生し、さらに問題が悪化する。

 実際の利用シーンでは、導入時には想像できなかったことが起きる。構築作業を終えた後に、「突然つながらなくなった」という不満がエンドユーザーから日常的に上がってくることもよくある。

 だからといって高価な無線LANアクセスポイントと無線LANコントローラーを導入するのはコスト面でハードルが高い。ではどうしたらいいのだろうか。


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