仮想化、ストレージ課題を一掃する「ハイパーコンバージド」の何がすごい?エンタープライズストレージ要件にも十分に対応

90年代以降今日まで続くサーバと共有ストレージをSANで結ぶアーキテクチャは、ITインフラの運用管理や構成変更を複雑なものにした。近年この課題に抜本的な解決策が登場した。キーワードは「徹底的にシンプル」。

2015年06月04日 10時00分 公開
[ITmedia]

 業務システムごと、部門ごとに分断された社内ITインフラを仮想化基盤で全社共通化し、システムの運用効率や俊敏性、柔軟性を大幅アップさせる。こんな理想を目指して仮想化を大々的に導入したものの、現実と理想との間のギャップは一向に埋まらない……。近年多くの企業が陥っている「ありがち」なパターンかもしれないが、その内実を子細に見てみると、共有ストレージおよびSAN周りの運用がネックとなっていることが実に多い。

 1990年代以降、サーバと共有ストレージをSANで結ぶアーキテクチャが普及し、オープン系システムの可能性は一気に広がった。しかしその代償として、サーバとSAN、共有ストレージの相性の問題、バージョンアップや構成変更に伴う作業の煩雑さなど、運用管理にまつわる新たな課題を呼び込むことになった。そして、2000年代後半に入り、仮想化技術の普及でインフラの中にさらに「ハイパーバイザー」という新たなレイヤーが出現するに至り、もはや管理の複雑性は限界を迎えたといえよう。

 とはいえ、仮想化技術のメリットを最大限享受するためには、共有ストレージインフラの存在が大前提となる。もはや諦めて、複雑極まりないSANと共有ストレージの運用に今後も付き合っていく他ないのだろうか? この課題に対して、近年になりようやく抜本的な解決策が登場した。「ハイパーコンバージドインフラ」というちょっと聞き慣れないソリューション、そのキーワードは「徹底的にシンプル」だ。


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