調査から分かったビッグデータ活用の課題、導入時に考えるべき5つのステップビッグデータ活用のススメ

ビジネスで大きな力となり得る「ビッグデータ」。活用したいけど「どこから始めればいいの」と考える読者も多いのではないだろうか。その悩みを解決する方法を紹介する。

2015年08月03日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ビッグデータやアナリティクスというキーワードが、ビジネスをドライブするものと捉えられるようになって久しい。あたかも“魔法のつえ”のごとく、「ビッグデータを活用することが競争力となる」というような文言が叫ばれた。

 もちろん、ビッグデータやアナリティクスを適切に活用することで、ビジネスを成功に導いている先進的な企業は少なくない。その一方で、なかなかデータ活用を実践できなかったり、システムを導入しても思ったような効果が得られなかったりする企業も多い。

 TechTargetジャパンが2014年6月に行った「データ活用に関する読者調査」によると、「ビッグデータを活用して新たな価値を生み出している」企業はたった6.3%にすぎず、ビッグデータ活用の準備を整え始めている企業も10.9%程度だった。「データはあるが環境が整備できていない」(36.7%)、「活用するようなビッグデータが存在しない」(44.5%)と、80%以上の企業でビッグデータを活用できていない状況が明らかとなった(図)。

 また同調査によれば、ビッグデータ活用が進まない原因として、「担当者のスキル不足・人員不足」「活用目的が明確ではない」と回答した企業が多く、そもそも必要と感じていない企業も少なくなかった。

図 図:ビッグデータ活用の状況《クリックで拡大》

調査概要

目的:TechTargetジャパン会員のデータ活用状況について調査するため

方法:Webによるアンケート

調査対象:TechTargetジャパン会員

調査期間:2014年6月10日〜6月23日

有効回答:128件

※回答の比率(%)は小数点第1位または第2位を四捨五入し表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。


 本当にビッグデータ活用は困難なのだろうか。本当にビッグデータ活用を実践する必要はないのだろうか。そもそも「ビッグデータの活用を実現する」ということばは、本当に正しいのだろうか。本稿では、ビジネスを成功に導くデータ活用のコツについて解説する。


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