『ジュラシックパーク』の惨事を繰り返さないためにDaaSにできることVDIはDRに使えない?

DaaSを災害対策に利用すれば、予備PCのプロビジョニングとメンテナンスをアウトソーシングすることで、コストとリソースを節約できる。

2015年10月23日 08時00分 公開
[Eddie LockhartTechTarget]
『ジュラシックパーク』のDVDパッケージ《クリックで拡大》

 映画『ジュラシックパーク』では、不良社員がジョン・ハモンド氏のアミューズメントパークの電源を落とすと、コンピュータシステムが停止し、技術者は復旧させることができなかった。ハモンド氏が恐竜アドベンチャーランドを設計したときに、ディザスタリカバリ(DR)を考慮しなかったことは明らかだ。だが、DRのためにDaaS(Desktop as a Service)を採用すれば、IT管理者は同じ失敗を回避できるだろう。

 従来のDR対策では、セカンダリサイトにステージング済みの一連のサーバとデスクトップを用意しておく。こうした対策が行われていれば、ジュラシックパークの惨事は免れたはずだ。だが、全ての基幹サーバとPCの複製を作成し、それらのメンテナンスとパッチ管理を行う資金がない企業もある。そこでDaaSの出番となる。DaaSはDRのために導入することが可能だ。災害・障害発生時に、クラウドでホストされた既存の仮想デスクトップをDRに使用するわけだ。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

狙うは「銀髪経済」 中国でアクティブシニア事業を展開する企業とマイクロアドが合弁会社を設立
マイクロアドは中国の上海東犁と合弁会社を設立。中国ビジネスの拡大を狙う日本企業のプ...

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。