2015年11月02日 08時00分 UPDATE
特集/連載

Computer Weekly製品導入ガイドログ管理を通じたユーザー受け入れテストの改善

アプリケーションログは、アプリケーションの挙動に関する情報を提供する。この情報は、より良いソフトウェアの構築や、ユーザー受け入れテストの改善に利用できる。

[Adrian Bridgwater,Computer Weekly]
Computer Weekly

 ログにはさまざまな用途がある。もし望むのであれば、より良いソフトウェアを構築し、ユーザー受け入れテスト(UAT:User Acceptance Test)を向上させる手段として、アプリケーションログ管理を利用することもできる。

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データセットの定義

 われわれが目指す領域を定める手段として、ここで扱う用語を単純なビジネス技術言語で定義しておく。

 コンピュータシステムのタイムスタンプが入ったログイベントが生成され、転送された後、ログ管理はログデータそのもののストレージとアーカイブ、分析、最終的な廃棄を行う。ログとはアクセスイベント、データトランザクションイベント、あるいは幅広いデータベース関連のイベントを指す。

 一方、UATは、機能、システム、レグレッションテストを行った後の最終テストを指す。その目的は、開発の動機となったビジネスニーズに照らして、そのソフトウェアを検証することにある。UATがもし成功すれば、そのソフトウェアは理論的に、本番運用が可能になる。

 バックエンドのログと、フロントエンドにおけるユーザーの反応との間に存在する理論的な関係を前提とすると、一方を管理するために、もう一方をどう利用すればいいのか。

ログ記録シーズン入り

 「理論的には、UATの段階では新しいコードが完璧に機能する必要がある。だが悲しいことに、純粋な理論は現実にはめったに反映されない」。そう語るのは、米Sumo Logicの共同創業者で最高技術責任者のクリスチャン・ビージェン氏だ。

 「常に確信できるのは、どこかにエラーが存在すること。そしてUATの間に自分がそれを見つけなければ、本番導入されてからユーザーに指摘されるということだ」

 ビージェン氏によると、開発チームにとって、ログはこの問題の鍵を握る。データセットとしてのログは、クエリと分析を実行してエラーや例外を発見したり、挙動をモデリングして逸脱があればアラートを出したりする好機になる。

 「UATを通過して本番に入っても、ログは情報をキャプチャーし続ける。それを使えば根本原因の分析やトラブルシューティングを行って、見つかった問題に対処できる。テスト、開発、本番環境において、ログの収集と分析は、アップタイムや質の高いユーザーエクスペリエンスを阻む要素を見つけて排除する仕事の支えになる」(ビージェン氏)

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