あのグローバル企業も悩んだ人事システムの課題、どう解決してきたのか?ガラパゴスな日本の人事システムが引き起こす人材の断絶

海外でのビジネス展開に積極的なグローバル企業が悩むのが人事システムだ。人事制度のグローバルな標準化を目指すにしても、セキュリティ問題や業務システムの連係など、さまざまな技術的な課題が存在する。

2015年11月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 海外ビジネスや海外人材登用などを積極的に展開するグローバル企業が抱えるビジネス課題の中で、近年急速にクローズアップされつつあるのが人事に関する課題だ。日本企業が伝統的に維持してきた年功序列制や職能資格制度などの人事制度は海外では決して見られない制度である。海外と日本の「人事システム」が断絶していることにより、海外の人材の日本での登用が進まなかったり、グローバルで活躍できる人材が日本で育たなかったりという、日本と海外での「人材の断絶」の問題に悩むグローバル企業が多くなっている。また、社内の優秀な人材が賃金や職能資格制度に満足ができず、外資系企業に流出したり、外資系企業で活躍している優秀な人材を採用しても定着しないなど、人事に関してなかなかうまくいかないというケースを見聞きする。

 そこで注目を集めているのが、グローバル企業での運用実績がある人事システムの活用だ。世界標準かつ柔軟性のある人事管理プロセスを当初から搭載したシステムを導入することで、日本でも海外でも通用する共通の人事管理の仕組みを効率的に作り上げようというのだ。しかし、人事システムをグローバルレベルで統合するとなると、多くの困難が待ち構えている。

 例えばセキュリティの問題だ。世界中に散在する人事データを、どうやったらセキュアに収集/管理し、統合して分析できるか。また、人事システムは一般にさまざまな業務システムと密接に連係している。そうしたシステム連係を、グローバルレベルでいかに実現するのかなど問題は山積みだ。こうした課題をクリアし、既に多くのグローバル企業の人事システムに採用されているSaaSのアプリケーションがあるという。ここから、グローバル経営に貢献できる人事システムの要件を探る。


提供:ワークデイ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部