“デザイン”によって業務アプリは進化する、効果を上げる3つのポイントとはデザインで業務アプリケーションはどのように変わる?

昨今、多くの企業が業務効率化や企業戦略の実現のためにスマートデバイスやクラウドに投資をするが、見合った効果を得られないケースも少なくない。その原因はどこにあり、どのように解決すればいいのだろうか。

2015年12月11日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「アプリケーションのユーザーインタフェース(UI)デザインがどうあるべきか」というのは、開発者にとって古くから関心の高いテーマだ。Webアプリケーションが一般化し、スマートデバイスが広く使われるようになったことで、UIデザインの重要性は強く認識されるようになった。そのため、デザインはビジネス成果に直結する要素として、研究と洗練が日々進められている。

 こうした傾向は、コンシューマー向けのアプリケーションビジネスにおいて特に顕著だが、企業内で使われる業務アプリケーションについてはどうだろう。開発に当たって「セキュリティ」や「堅牢性」「可用性」といった要素については十分に検討するものの、実際にエンドユーザーが利用するフロントエンドのデザインについては後回しになってはいないだろうか。

 今やスマートデバイスは広く普及し、多くのエンドユーザーは、デザインが十分に考慮されたアプリケーションの使いやすさを知っている。そうした中で、業務で利用するアプリケーションが、旧態依然の洗練されていないものであったとしたらどうだろう。

 アプリケーションに対する「使いづらい」という印象は、現実にシステムの利用率を下げ、業務の効率が上がらないという結果を招く原因となり得る。逆に、優れたUIデザインを持つアプリケーションは、ユーザーの業務に対するモチベーションを高め、業務に対する気付きや新たなイマジネーションを触発する可能性を秘めている。もし現在、業務が何らかの課題を抱えているのであれば、UIを再検討することが、解決の突破口を見いだすきっかけになるかもしれない。

 もちろん、業務アプリケーションである以上、その開発に一般的なコンシューマー向けアプリの開発手法をそのまま使うことは難しい。今回、デザインを重視した業務アプリケーション開発に多くの実績を持つ企業へのインタビューから、業務アプリケーション開発にデザインの効果を取り込み、成果を上げるための「3つのポイント」について考えてみる。


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