救命救急士の育成にITを生かす、国際医療福祉専門学校の救急救命学科。IT導入に至ったいきさつとは? 同学科でIT活用を推進する学科主任の小澤貴裕氏が明かします。
ITを救急救命士の育成に生かすのが、国際医療福祉専門学校(千葉市中央区)の救急救命学科です。2014年度には、新入生を対象に米Appleのタブレット「iPad」を1人1台導入。Ednityの教育機関向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)である「ednity」や米Googleのオンライングループウェア「Google Apps」も活用し、生徒や教員間の連絡や情報共有に生かしています。iTeachers TV第30回では、同学科でIT活用を推進する学科主任の小澤貴裕氏が登場。IT導入のいきさつを明かします。
同学科がIT活用を推進する背景には、「短期間に多くのことを教える必要がある」という課題意識があったと、小澤氏は説明します。生徒は救急救命士国家試験はもちろん、一般的な勤務先となる消防署に務めるために、消防士の採用試験にも合格する必要があります。同校救急救命学科は2年課程であり、生徒は最短2年でこれらの試験への対策を進めることになります。さらに専任教員は4人。座学だけでなく実技指導も必要で、学習の質を維持しつつ効率化を図るには「アナログな手段だけでは限界があった」と同氏は語ります。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、玉川大学の小酒井 正和 准教授が登場。第23回(「アクティブラーニングとITの“橋渡し役”、『情報リテラシー』とは何か」を参照)でも取り上げた、米littleBits Electronicsのオープンソースライブラリ「littleBits」をベースにした電子工作キット(以下、littleBits)を紹介します。パーツをくっつけるといった簡単な作業で電子回路を作成できるlittleBitsは、論理的思考力と創造力、チームワークの育成手段としても生かせると小酒井准教授は説明します。詳しくは番組をご覧ください。
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