小売業界で生き残るためのシステム開発、鍵はクラウド活用にありオムニチャネルも実現

ただ「モノを仕入れれば売れる」時代は、既に過ぎ去ってしまった現在、小売流通業界で生き残るため、ITへのますますのシフトが不可欠だ。今するべきこととは?

2016年01月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 小売業にとって死活問題の1つが、国内人口の減少に伴う消費財需要の縮小傾向だ。また、少子高齢化の進展で主力となる購買層も大きく変化している。一方で消費者の価値観や趣味嗜好の多様化、細分化も進む。インターネットが社会の情報インフラとして根付くのに従い、従来の店舗型小売業にとっては、ECという「多品種少量販売」のニーズに対応した業態の登場も脅威になりつつある。

 こうした環境の中で、流通小売に携わる企業間の競争は激しさを増している。業界大手も企業統合による経営合理化や、新規事業への進出による新たなビジネスモデルの構築、海外進出による新規市場の開拓などを通じて、生き残りをかけた変革を積極的に進めている。

 これまで流通小売業界のビジネスをバックエンドで支えてきた「ITシステム」にも変化が求められている。厳しい市場環境の中では、既存システムの運用管理に掛かるコストも削減していくことが求められる。一方で、市場で起こるさまざまな変化に対応していくためには、システムの柔軟性も高めていく必要がある。さらに、消費者の求めているものをいち早く察知し、ニーズに合った商品やサービスを生みだし続けるためには、より戦略的な視点で新規システムへの投資を行っていく必要がある。

 これらの複雑な課題を解決する糸口になると期待されているのが「クラウド」だ。具体的には何をするのか。変化に対応した企業はクラウドをどう活用しているのか。流通小売業界の情報システム構築、導入に多くの実績を持つソリューション企業に聞く。


提供:株式会社ヴィンクス
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部