ソーシャルメディア“コンプライアンス違反”のリスクが高い業種とは?無配慮な投稿は大企業も滅ぼす

超巨大規模のグローバル企業において、ソーシャルメディアコンプライアンスの失策がもたらす問題の深刻さは常識的に想定できる範囲を超越する。順風満帆の企業を天国から地獄に突き落とす最大の問題とは。

2016年01月13日 15時00分 公開
[Mike ChappleTechTarget]
企業と顧客を結ぶのに効果的なSNSの活用だが、1つ間違えると企業に深刻なダメージを与えかねない

 米Nexgateは「ソーシャルメディアのインフラストラクチャの現況 Part 3:Fortune 100企業のソーシャルメディアインフラストラクチャのコンプライアンス分析」と題したレポートを公開した。同社はこのレポートで、Fortune 100選出企業におけるソーシャルメディアのコンプライアンスを分析している。このレポートで主に取り上げているのはどういった問題だろうか。

 ソーシャルメディアは、多くの業界で組織、特にヘルスケアと金融サービスを提供する組織に対して、数多くのコンプライアンスに関する難題を生み出した。今回紹介するレポートでは、Fortune100選出企業のソーシャルメディア活動における、幾つかの深刻な問題を明らかにしている。このレポートで判明した“平均値”によると、Fortune100選出企業では、合わせて実に320ものソーシャルメディアアカウントを所有し、1159人の従業員がそれらのアカウントを使用して1年間で約50万件もの投稿をしている。そのような大規模な情報の流れと、それに関わっている人の数を考えると、ソーシャルメディアのコンプライアンスが問題になるのも当然だろう。

ITmedia マーケティング新着記事

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...

news171.png

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...

news148.jpg

CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...