既にワークスタイル変革は起きている 自由度とセキュリティを両立するDaaSとは大手企業も導入するDaaS

新たなワークスタイルへのシフトは未来予想図ではなく、既に到来している。そこで注目されているのがDaaSだ。セキュリティやガバナンスを確保しつつ、柔軟な働き方を後押しする最適なサービスの形とは。

2016年03月22日 10時00分 公開
[ITmedia]

 クライアントPCの1人1台体制は当たり前。モバイルデバイスも含め複数の端末を使い分け、場所や時間、デバイスを問わない柔軟な働き方を実現し、生産性・利便性の向上に取り組む企業が増えている。一方、多種多様な端末の管理に当たるIT部門の負担は増すばかり。セキュリティ対策やガバナンスの必要性が強く求められる昨今では、なおさらだ。

 これらの課題を解決し、柔軟なワークスタイルとセキュリティ向上、運用コスト削減を同時に実現する手法として注目を浴びているのが、クライアント環境を丸ごと仮想化する「デスクトップ仮想化」だ。リソースを集約・一元管理することで、運用効率を高めコスト削減を実現する。端末側にデータが保存されないため、情報漏えいなどのリスクを抑えることができる。

 デスクトップ仮想化を実現するには、オンプレミス環境にデスクトップ仮想化のためのインフラをそろえて自社で運用する「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」方式の他、サービス事業者のインフラを利用し、インターネット経由で仮想デスクトップ環境を提供する「DaaS(Desktop as a Service)」がある。DaaSは、SaaSやPaaS、IaaSといった他のクラウドサービス同様、初期コストを抑えたスモールスタートが可能で、ニーズに応じて柔軟にサービスを拡張できるメリットを備える。IDC Japanの調査によると、DaaSがデスクトップ仮想化市場の成長をけん引しているという。

 本稿では、DaaSのメリットを確認した上で、柔軟なワークスタイルを実現する最適なサービスを紹介する。


提供:新日鉄住金ソリューションズ株式会社/ヴイエムウェア株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部