BYODも可能にしたルネサス エレクトロニクス先進事例、グローバル活用に必須の管理ツールとはモバイルの利便性と安全性を最大化

大手半導体メーカーのルネサス エレクトロニクスがグローバルでモバイル活用を進めている。業務アプリの利用はもちろんのこと、BYODの利用も認める先進的な取り組みだ。ある管理ツールがその取り組みを支えている。

2016年05月25日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 モバイルデバイスを活用して、いつどこにいても働ける環境を従業員に提供する。そんなワークスタイルの実現を目指す企業は多いが、実際にその仕組み作りに着手してみるとさまざまな困難に突き当たる。特に海外で広くビジネスを展開するグローバル企業においては、海外拠点も含めたグループ全体で共通の運用方法やセキュリティポリシーを適用するのは至難の業だ。

 例えば、従業員の私物デバイスを業務のために利用するBYOD(私物デバイスの業務利用)。ITコスト削減や、従業員の生産性向上に大きく寄与することは分かっていても、セキュリティリスクを考えるとなかなか導入に踏み切れない企業も多い。日本はもとより、個人情報の取り扱いに特に厳しいEU(欧州連合)諸国でもBYODの導入には慎重を期する企業が多い。一方で、米国やアジアではBYODに対する心理的な障壁は、日本に比べればはるかに低い。

 このように、国や地域によってセキュリティ意識や商習慣が全く異なる中、グローバルで統一したモバイルデバイス管理を確立するには、一体どうすればいいのだろうか。本稿では、まさにこの課題に真正面から取り組み、スマートデバイスのBYODをグローバル導入したルネサス エレクトロニクスの事例を紹介する。


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