12.9インチiPad ProとGalaxy TabPro Sで最も異なるのがOSだ。とはいえ、その違いは多くのユーザーが思っているほどではない。
Windows 10はiOSと比べて機能が多くかつ柔軟な操作方法を提供している。ただし、Galaxy TabPro Sが搭載するプロセッサがCore m3-6Y30なので、処理能力はローエンド寄りなことに留意したい。Intelの第6世代Coreプロセッサーファミリー Core i7シリーズを搭載したSurface Pro 4がGeekbench 3マルチコアテストのスコアが7000だったことは検討のための情報として知っておいてもいいだろう。
Galaxy TabPro Sは基本的なビジネス業務作業とエンターテインメント利用に適している。Microsoftの「Microsoft Office」からFacebookやNetflixに至るまで、あらゆるアプリケーションやサービスに対応できる。ただし、最先端アプリケーションの動作に適したデバイスではない。
12.9インチiPad Proも基本的なビジネス業務作業やエンターテインメント利用に適している。また、iOS用のMicrosoft Officeも存在する。加えて、IBMによって、多くの企業向け業務アプリもiOS版が利用できる。だが、この分野では依然としてWindows搭載モデルが有利だ。iOSの強みはシンプルなことだ。多くのアプリ開発者がWindowsよりも簡単に(特に管理面で)使えるように設計している。
どちらもアクティブペンは付属しない。ただし、利用可能なアクティブペンは販売している。また、Microsoftの「Microsoft One-Note」のようにメモを取るためのアプリも利用可能だ。
12.9インチiPad ProとGalaxy TabPro Sの場合、購入を検討している多くのユーザーにとって、WindowsとiOSのどちらを選ぶかは、個人の好みで決まるのがほとんどだ。当然ながら、ビジネスユーザーは、社内で開発したアプリケーションを実行するためにWindowsが必要になることが多い。
12.9インチiPad Proは、Appleの64ビット対応デュアルコアプロセッサ「A9X」(動作クロック2.26 GHz)を搭載している。Primate Labsの「Geekbench 3」でベンチマークテストを実行した結果、マルチコアテストでは約5400というスコアを記録した。
Galaxy TabPro SはIntelの第6世代64ビット対応デュアルコアプロセッサ「Core m3-6Y30」(動作クロック0.9GHz/最大2.2 GHz)を採用している。前述のベンチマークテストのスコアは4540だった。
どちらのデバイスもシステムメモリとして4GBを搭載している。Windows PCとしては最低限必要な容量だが、iOSを搭載したデバイスとしては多い。それは、モバイルOSのiOSで動作するアプリでは使用するシステムメモリが少ない傾向にあるためだ。
12.9インチiPad Proは、内蔵ストレージ容量が異なる32GB、128GB、256GBのモデルを販売している。現在米国で出荷しているGalaxy TabPro Sは128GBのモデルのみだが、256GBのモデルを販売するという非公式情報もある。
搭載するハードウェアの構成では12.9インチiPad Proが優勢だ。ベンチマークテストの結果でGalaxy TabPro Sを上回ったことに加え、内蔵ストレージの選択も多いことがその理由だ。
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