2016年06月15日 08時00分 UPDATE
特集/連載

主要企業は時代遅れの価格設定実績の少ない新興企業のハイパーコンバージド製品を選んだ理由

複雑化したITシステムに限界を感じたスコットランドの法律事務所が、サーバ環境の刷新を決断。同社が選んだのは、実績の少ない新興企業Gridstoreのハイパーコンバージドアプライアンスだった。

[Antony Adshead,Computer Weekly]
Computer Weekly

 スコットランドを拠点とする法律事務所MacRobertsは、ラック6架分のサーバとストレージをGridstoreのフラッシュベース4Uハイパーコンバージドアプライアンスに置き換えた。結果、物理フットプリントと電力消費量が大幅に削減されると同時に、ほぼリアルタイムのレプリケーションが可能になった。

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 MacRobertsはグラスゴー、エディンバラ、ダンディーに事務所を構えて200人以上の従業員を擁し、規模の大小を問わず、スコットランドのさまざまな公共機関や民間企業の案件に対応している。

 ITインフラの主要サイトはグラスゴーとエディンバラにある。中核となるアプリケーションは法律文書システムやクライアント管理システムで、「Exchange Server」「SQL Server」などのMicrosoft製品も使用している。かつてのITインフラは、グラスゴーとエディンバラそれぞれに42Uのラックが3架設置されていた。ラック内には、「HP ProLiant DL580」と「HP ProLiant DL380 G6」が約40台収容されていた。さらに、「HP LeftHand SAN」も収容されているが、IT部長ロバート・クリックトン氏によればこれは「過負荷状態で容量オーバーだった」という。

 これまでの構成は管理オーバーヘッドが大きく、拡張しにくいことなどが問題となっていた。

 「40台ものサーバでさまざまな仮想マシンを実行しているだけでなく、中にはストレージが直接据え付けられ、仮想化が制限されるサーバもあった。こうした状況はビジネスにリスクをもたらすため、統合して複雑さを緩和し、筺体を追加する形で容量を増やせることが何としても必要だった」

 データ保護に関しては1日に1〜2回しかバックアップが行われておらず、途方もない量のデータを失うリスクを抱えていた。

Gridstoreを選んだ理由

 こうしてMacRobertsはこの環境を置き換える案を検討し始めた。具体的な候補に挙がったのはHewlett Packard Enterprise(HPE)、Cisco Systems、EMC、Nimble Storage、Nutanixの製品だ。

 だが、クリックトン氏はさまざまな理由でそれらの案を却下した。

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