グリーがわずか3カ月でIT資産状況のリアルタイム可視化を実現、その手法とは?きっかけはFAQシステムのリプレース

インターネットビジネスを多岐にわたって展開するグリーは、FAQシステムのリプレースをきっかけに、ITサービスマネジメントの標準化・効率化を進めている。IT運用の最適化を進める同社の取り組みを紹介する。

2016年06月30日 18時00分 公開
[ITmedia]

 企業の規模が大きくなりプロジェクトが増える中、ハードウェアやソフトウェアなどをいまだ表計算ソフトを使って、手作業で管理している企業は少なくないだろう。しかし、各プロジェクトでハードウェアやソフトウェアなどの使用コストを精査する場合、時間がかかってしまう。プロジェクトのリーダーや事業責任者も、使用しているコストがリアルタイムで分からないため、知らないうちにIT資産を使いすぎている場合もあるだろう。

 グリーもそういった課題を抱えていた企業の1つだ。同社はツールを活用しながらIT資産を管理していたが、一部手作業の集計が残っていたため、リアルタイムの情報提供ができていなかった。だがある方法を使って、わずか3カ月でIT資産管理のリアルタイム可視化を可能にし、コスト削減を実現した。また、現在その仕組みを活用し、アカウント管理といった別の業務にも展開しているという。

 本稿では、グリーがどのような方法を使ってIT資産の可視化を実現したのか紹介する。


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